清老頭(チンロウトウ、チンロウ)を徹底解説

『清老頭』は老頭牌だけで揃えた役満です。

本記事では清老頭について徹底的にまとめます。

清老頭のあがり例、狙う目安、などについて書いています。

清老頭のあがり例

端っこの数牌だけで揃えると成立する役満です。これも字一色と同様で、字牌ではなく一九牌が重なってきた時がチャンスです。

 

・数牌の端っこの牌(老頭牌と言います)は使いにくいところなので他家が捨てることも多いので鳴きやすいです。3つも鳴くとかなり警戒されますけどね。

 

・ツモなのですべて暗刻となり四暗刻もついてダブルです。

 

・4つも晒しているので待ち牌はバレバレです。手牌が1枚になったこの状態を裸単騎と言います。リスクが非常に高いのでなるべくならこうならないように心がけましょう。

清老頭を狙う目安

・老頭牌の対子が3つ(暗刻もあればさらに良い)

・対子場、かつ、はじっこ系のほうに偏っている雰囲気がある

国士無双狙いからの変化

純全帯么九狙いからの変化

 

清老頭を狙うチャンスというのは、めったにありません。材料が老頭牌しか使えないので、必然的に対子系の役満ということになります。

場、もしくは自分の手が対子場であることはほとんど前提条件と言えます。

このあたりの特徴は字一色と良く似ていますが、清老頭のほうが材料は少なく、また、純全帯么九からの変化という特異な道が存在することが異なる部分です。

 

目安には書きませんでしたが、もう一つ付け加えるならば、

「清老頭のツモの流れを感じたら」

というのがあります。

 

純全帯么九や国士無双を狙っていたら、老頭牌があふれるかのようにヒョイヒョイ来てしまい、ポンしてみたらさらに老頭牌を引き・・・みたいな場合のことです。

こんな時は、「清老頭をあがっちゃいなさい」って感じの超良ツモ、そしてタイミング良く捨てられる牌のめぐり合わせなど、まるで神様の手に導かれるかのようにトントン拍子に進んであっさりあがれたりするものです。

本当ですよ(^_^;)

清老頭は基本的には鳴いて作る役なんだけど・・・

清老頭は字一色と同じく、基本的には鳴いて作ることを考える役満なので、他家の動向や心理を考慮しなくてはなりません。

しかし、字一色よりもさらにレアな役なので、老頭牌を2つさらしてもそれほど警戒されません。

「なんだあれ?鳴いて純全帯么九かな?それとも混全帯么九役牌がらみか?」

って感じで端っこや字牌を注意されることはされますが、端っこ系は鳴いてしまうとドラや役牌などがからまないと安い手ですし、はじっこ系で両面を残すことは考えにくいこともあり、老頭牌への警戒度は比較的には低いと言えます。

まさか清老頭とは思わないことが多いわけですよ。まぁ、ただの油断なんですけどね(^_^;)

 

でも3つ晒してしまうと、これはさすがに清老頭、混老頭を警戒されます。

「まさか清老頭なのか?混老頭でも怖いよーん」

って感じになって、老頭牌はもちろん字牌すら出てこなくなります。

 

ですので、できればポンするのは2つまでにしたいところなんですが・・・

清老頭の材料である老頭牌って6種類でたったの24枚しかないんですよ。

字一色の材料は字牌7種類28枚で、かつ、重ねて対子や刻子にしなければ使えない字牌です。

でも老頭牌は、重ねて使える他に順子としても使うことが可能な数牌ですので、字牌よりも鳴きにくい牌なのです。

 

材料が字牌よりも鳴きにくい上にそもそも少ないので、字一色よりも清老頭のほうが難易度は非常に高く厳しいのです。

そんなに厳しいのに、「清老頭だってバレるから鳴くことをためらう」っていうのは、字一色の時よりもさらに違うと私は思います。

そんなことを気にしていたら材料そのものが無くなってしまいます。

 

清老頭が見えているなら、3副露どころか勢い余って4副露(出てこないでしょうけども)までして裸単騎になってしまうかもしれません(^_^;)

それぐらい材料が乏しくカツカツな状態になりかねない難しい役満だということです。

つまり、鳴くのであればすべて1鳴きです。2鳴きを見越して1枚目を見逃すなんてことはありえません。3つ晒して警戒されるのもやむなしです。

手の中で老頭牌が2つ暗刻になってくれたら多分ニヤニヤしてしまうし、1つ暗刻になってくれるだけでもラッキーと言えるでしょう。

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