『字一色』は字牌だけで揃えた役満ですので、必然的に対子系ということになります。刻子を揃えた対々和(四暗刻)の形か、対子を揃えた七対子の形です。
本記事では字一色について徹底的にまとめています。
字一色のあがり例、狙う目安、などについて書いています。
字一色のあがり例
字牌だけで揃えると成立する役満です。かなり材料が揃っていないと狙いにくい役です。
国士無双を狙っているうちに字牌が重なってきて「混老頭かな?」・・・で、さらに字牌だけが重なってきて・・・という流れの時がチャンスですね。
・西ではなく白だったら大三元も成立してダブル役満となります。
・字牌すべてを使った贅沢な七対子という形の字一色ですね。
・もしロンではなくツモだったら四暗刻もついてダブルになります。
字一色を狙う目安
・配牌で字牌が7枚以上ある
・対子場、かつ、字牌のほうに偏っている雰囲気がある
・国士無双狙いからの変化
字一色を狙うチャンスというのは、そうそうあるものではありませんが、上記がだいたいの目安となります。
材料が字牌だけしか使えない役満なので、字一色は対子系の役ということになります。
ですから、場、もしくは自分の手が対子場であることはほとんど前提条件と言えます。上記の目安にかなった形だったとしても、場が順子場ならば字一色の成就は難しいでしょう。
目安には書きませんでしたが、もう一つ付け加えるならば、
「字一色のツモの流れを感じたら」
というのがあります。
たとえさきほどの目安に合っていない形からでも、字牌ばかりをズンドコ引いて暗刻や対子になり、切られた牌を鳴いてみるとさらに字牌を引き・・・というような場合のことです。
こんな時は、「字一色をあがっちゃいなさい」って感じの超良ツモ、そしてタイミング良く捨てられる牌のめぐり合わせなど、まるで神様の手に導かれるかのようにトントン拍子に進んであっさりあがれたりするものです。
本当ですよ(^_^;)
字一色は基本的に鳴いて作る役
字一色は基本的に鳴いて作る役です。だから他家の動向や心理なども考えなくてはなりません。
字一色はめったに見ることのできない役満なので、字牌を2つぐらいポンしたとしても字一色を警戒されることはあまりありません。
三元牌を2つポンすると超警戒される三元役と比べると、「まさか字一色なんて・・・」っていうのがあるからです。まぁ、ただの油断ですけどねこれは(^_^;)
さすがに3つも字牌をポンすると警戒されますが、だからといって鳴くのをためらってもしょうがないと思います。
字一色が見えているなら必要な字牌を見逃すなんてできません。
ただ・・・北と西、東場の南、南場の東などの牌、つまり多くの人にとってオタ風である牌は、1枚目を焦って鳴かなくてもいい場合もあるかもしれません。
これらの牌は王牌に眠っていない限りは、2枚目も出てくる可能性が高いです。オタ風から喜び勇んで食らいついてしまうと、当然のことながら警戒度は急上昇します。
そうなると他の字牌も出てこなくなってしまう可能性があるわけです。
でもこの判断は非常に難しいものです。
オタ風から鳴くということは、何か理由があるからです。
混一色か、対々和か、それとも他に役牌の暗刻を持っているのか、混全帯么九なのか、もしかして字一色?
っとまぁ、字一色の可能性は低いのですが、警戒すべき選択肢の中には入っています。
でもそもそも字一色は字牌しか使えないわけですから、鳴けるのであれば鳴きたいのも当然なんです。
でも他家の警戒心を急上昇させないためには、できることなら役牌から鳴いていきたいです。
「役牌と他の役はなんだろう?ドラを持ってるのかな?」「役牌混一色?」「役牌対々和?」「役牌混全帯么九?」「役牌のみかな?」
・・・ということはすぐに頭に浮かびますが、役牌を一つ鳴いただけで「字一色かな?」とはなりません。
まぁ、他家のレベルにもよりますけどね(^_^;)
色々と書きましたが、私個人の考えとしては、ほとんどの場合は1鳴きすることをおすすめいたします。
オタ風から鳴いたら警戒されるのはわかりますが、見逃して二度と出てこなかったら意味がないし、そっちのほうが嫌だからです(^_^;)