『海底摸月』という役は牌山のラストの牌(海底牌)でツモあがりすると成立する1翻役です。
読み方は正式には「ハイテイラオユエ」ですが、成立条件がツモあがり専門ですので、「ハイテイツモ」か「ハイテイ」とおぼえておけば良いと思います。
似たような役に『河底撈魚』というのがありますが、こちらはロンあがり専門なので「ホウテイロン」で良いでしょう。
本記事では海底摸月について徹底的にまとめます。
海底摸月は偶然役
海底摸月は牌山のラストの牌でツモあがりするというラッキーな偶然により成立する役です。
普通は狙うことはできませんので、「お?ハイテイツモだ。ラッキー」みたいな感じになります。
門前清自摸和と重複しますので、門前でハイテイツモの場合は2翻つきます。門前でなかった場合はもちろん門前清自摸和がつかないのでハイテイの1翻だけです。
海底摸月と嶺上開花は重複しない
「海底摸月」は海底牌をツモあがることで成立します。
この海底牌というのは、カンすることができません。「王牌は必ず14枚」という原則があるためです。
ですので、嶺上牌であがると成立する役である嶺上開花とは重複しません。
海底牌の一つ前の牌をカンをして嶺上牌であがった場合も同様です。
海底牌はカンされてしまったことで消えたのです。嶺上開花だけが成立します。