『三槓子』の名の通り、3つの槓子を集めることで成立する役です。
本記事では三槓子について徹底的にまとめます。
三槓子のあがり例、個人的な雑感、メリットとデメリット、狙う目安、などについて書いていきます。
三槓子のあがり例
3つの槓子を揃えると成立する2翻役です。
・カンをするとドラ表示牌の隣をめくって新たなドラが増えます。自分のドラが増える分には嬉しいかぎりですが、敵のドラが増える危険性を考えましょう。3回もカンをする価値があるかどうか?もちろんカンした牌がドラになれば笑いがとまりませんが・・・そうでない場合はリスクが高まるだけです。
・三暗刻、三槓子、役牌1で満貫ですね。もしリーチをかけていたらカンしてめくったドラの裏もめくれます。裏ドラのノリ方によってはえげつないことになりますね。
三槓子についての雑感
年間を通して1回ぐらい見るか見ないかというほどにお目にかかれない役です。雀歴がかなり長い人でも指で数えるほどしか見たことがないようなレアな役かと思います。
狙うというよりは、なんか出来ちゃった、みたいに感じるのが普通なのではないかという印象です。
三槓子のメリットとデメリット
メリットは、カンを3回もするのでうまくドラがのるととんでもないことになる可能性があることです。
デメリットは、カンをしたことにより他家にドラがのってしまいヤバイことになる可能性があることです。
また成立条件が非常に厳しいわりに2翻しか無いこともデメリットとしてあげられます。
さらに手牌の大半を晒すことになるというのも大きなデメリットです。
役牌とは相性が良く、三暗刻、対々和などとうまく組み合わさるとかなりの破壊力になります。
でもカンによって増えるドラは、自分に恩恵が来るとは限らず他家に恩恵がごっそりいってしまうこともあるので非常にリスキーと言えるでしょう。
※参考記事
三槓子を狙う目安
同じ牌を4枚揃える槓子を1つ作るだけでも偶然に頼る感じなので、三槓子を狙う目安というと違和感があります。
狙うチャンスとしては、カン材である暗刻を持っているかどうか?明刻に加カンをする機会があるかどうか?というのがまずあります。
しかもそれが3回です。はっきり言ってしまえば、「そんなもん狙えるわけないだろ」といった感じですね(^_^;)
また、たとえそれが成就したとしても、誰かがカンをすると四開槓で流されてしまう危険もあります。
カンが何度も行われるということは、非常に濃い対子場ということになりますので、他家もカンをする可能性は十分にあります。
偶然性の他にもかなりの幸運が必要でしょう。
つまり、ほとんど意思の力で狙える役ではないと言ってしまっても良いかと思います。