槍槓(チャンカン)を徹底解説

『槍槓』は麻雀の役の中ではかなり特殊な部類です。

自分が聴牌している状態で、他家が加槓(ポンしている明刻に1枚加えて明槓にすること)した時、その牌が当たり牌ならロンと言ってあがることができます。この時に成立する1翻役です。

本記事では「槍槓」について徹底的にまとめます。

槍槓の注意点

槍槓はかなりレアな役なので、「まだあがったことが無い」という方も多いと思います。それどころか「目にしたこともない」という方もいらっしゃると思います。

そのため、どんな状況下で成立するのか、成立した場合の他の要素への影響など、いまいち把握できていない方もいるのではないかと思われます。

そんな方のために、ここでは槍槓についての注意点を書きます。

槍槓を見逃してしまうとフリテンになる

槍槓を見逃してしまうとフリテンになってしまいます。

自分のあがり牌がすでに他家にポンされて晒されている場合は、注意しておきましょう。

 

考え方としては、

「加槓する時に、明刻にくっつける牌は、河に捨てられるのと同じこと」

ということです。

だからロンできるわけですが、それを見逃すということは、フリテン扱いになるというわけです。

 

まぁ、あがり牌の4枚目が出たわけですから、他にもあがり牌があるような場合(両面待ちなど)に限られますけどね。

立直していないのであれば、1巡すればフリテン状態は解除されます。また、同巡内であってもツモあがりはできます。

ヤバイのは立直していて見逃してしまった場合です。この場合はロンあがりはできなくなってしまいます。

 

槍槓のチャンス自体がめったにないことなので、うっかり見逃してしまうこともあるかと思いますが、誰かがポンした牌が自分のあがり牌になっている時は注意しましょう。

槍槓は「一発」が同時に成立する

「一発」という役は、立直後の鳴きの無い1巡目にあがると成立する役ですが、立直後の1巡目に槍槓であがると「一発」も成立します。

槍槓でロンすると、加槓そのものが無効になるので「鳴きの無い」という条件を満たすからです。

槍槓であがった時のカンドラは?

前述の「一発」の時と同じですが、槍槓は加槓そのものが無効になるのでカンドラはめくられません。嶺上牌をひく前にロンされているのでカンは不成立です。

国士無双の槍槓は暗槓でもOK?

国士無双の槍槓は暗槓の時でもロンできるというルールがありますが、これはローカルルールです。

麻雀の漫画や映像作品などの演出ではわりとよく見られるシーンですが、あまり一般的なルールではありません。

そもそもめったにない超レアなケースなので気にしなくても良いですが、初めて行く雀荘などで気になる場合は先に確認したほうがよろしいでしょう。

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