『三暗刻』の名の通り、暗刻を3つ揃えた形です。
本記事では三暗刻について徹底的にまとめます。
三暗刻のあがり例、個人的な雑感、メリットとデメリット、狙う目安、などを書いていきます。
三暗刻のあがり例
3つの暗刻を揃えると成立する2翻役です。
・暗刻が3つ揃ってるので三暗刻であがれますが、この形に八、2、3を引くと役満「四暗刻」の聴牌になります。状況によっては1をロンせずに役満を狙うこともあるでしょう。
・断么九、三暗刻ですね。7であがると三暗刻はつかずに断么九だけとなります
・暗刻が3つあり、ロンした8は暗刻ではなく明刻になります。三暗刻と対々和が同時に成立して満貫です。ツモ8なら8は暗刻なので四暗刻が成立して役満となります。
三暗刻についての雑感
三暗刻を狙うというよりは、四暗刻を狙って結果的に三暗刻までしかいかなかった、というケースが多い役だと思います。
条件がわりと厳しいのに2翻しかないので、あと一歩で役満になる四暗刻を見るのは当然だからです。
対子場で七対子をやっていたら暗刻が一つでき、さらにもう一つでき・・・というケースもあります。
この場合も四暗刻を見ますが、役牌やドラがある場合はあまり四暗刻、三暗刻にはこだわらずに、対々和を意識するのも良いでしょう。
四暗刻はとにかく自分のツモを頼りに作り上げなくてはならず、三暗刻も役を構成する部分は同じです。
でも対々和ならツモだけでなく他家の捨て牌もあてにできますので、単純に確率が4倍になります。
三暗刻の部分が出来上がり、両面待ちで立直・・・というのはたいていの場合は有効かと思いますが、嵌張や辺張の場合は立直にはいかずに手変わりを待つほうが良いと思います。
一手変りで四暗刻になるのに待ちが厳しいまま立直というのはあまり得策とは言えないからです。
もちろん、これは両面の場合でも言えることではありますが、ダマで回しているうちに出てしまったら逆に困ります。
「仕方ないか」とあがるのか、それともあくまでも四暗刻への手変わりを待つのか・・・。
そんなことでクヨクヨ悩むぐらいならば、待ちの良さを「良し」と受け取って立直、待ちが悪いならひとまずダマで手変わりを待ち出てしまったらあがる、というのがオススメです。
でも役満の四暗刻が必要な点棒状況である場合は、あくまでも四暗刻を狙うべきだと思います。
また四暗刻でシャボ待ちの場合は立直と行くのが普通です。
ロンあがりだと立直、三暗刻、対々和で5翻ですが裏ドラや一発で跳満、倍満の可能性があります。それに立直をかけることで他家から出にくくして、ツモあがりの四暗刻の可能性を高める意味もあります。
三暗刻のメリットとデメリット
メリットは、一歩先に四暗刻という大きな役があることです。
デメリットは、条件の厳しさのわりに2翻しかないことです。
三暗刻を狙う目安
・配牌の時点で暗刻が1つ、対子が2つ以上ある
・ツモの流れや場況から対子場を感じたら
「三暗刻を狙う目安」としてはありますが、実際は「四暗刻を狙う目安」と言えます。
また七対子と同じく対子場であるかどうかが重要です。
※参考記事