ダブル立直(ダブルリーチ)を徹底解説

『ダブル立直』は、鳴きの無い1巡目に立直をかけることで成立する役で2翻役です。

本記事ではダブル立直についてまとめます。

ダブル立直についての、注意点、個人的な雑感、ダブル立直をかけるかどうかの判断基準、などについて書いていきます。

ダブル立直の注意点

成立条件の「鳴きの無い1巡目に立直をかける」というのは、親ならば配牌で聴牌していなければならず、子の場合はまず「まだ誰も鳴いていない」かつ「第一ツモで聴牌する」ことが必要条件です。

その上で立直をかければダブル立直が成立します。

誰かが鳴いてしまうと、第一ツモで聴牌して立直をかけてもダブル立直にはならず、ただの立直になります。

ダブル立直についての雑感

毎日のように麻雀を打っていると、月に1回か2回ぐらいは見るかな、という印象です。

初心者の方なら、ダブル立直はかけただけでも嬉しいでしょう^^

ところがこのダブル立直、圧倒的に有利であがれることが多いかと思いきや、けっこうあがれないケースもあります。

 

私の個人的な印象では、あがれるかどうかはせいぜい半々ってところだと思います。

なんでかっていうと、ダブル立直に対して無抵抗のままただおりていく人ってあんまりいないので、無視して手作りされておっかけ立直をかけられてあがられてしまうことがよくあるんですよ。

 

で、あがり牌を探してみると、山の奥の方に固まっていたり、みんなに使い切られていたりすることもあります。

つまり、ほぼ死に面子のダブル立直になってしまってるという・・・(^_^;)

これはもうただの罠としか思えない場合があるんです。

 

もちろん、あっさりあがれることもありますが、この場合でも裏ドラはかなりの高確率でのらないイメージです。

特にダブル立直のみでかけた場合はそれが顕著にあらわれると思います。それなりに雀歴長いですけど、ダブリーのみの手に裏ドラがのったのを私は見たことがないです。

 

でも初心者のダブリーメンホンチートイツ裏ドラ2(しかも親)なんてのは食らったことがあります( ;∀;)

オマエ何もしてないのにそんなのずるいだろw

配牌で聴牌してて立直かけただけじゃんかよw

どうして俺が切った北が当たるんだよおおおお!24000点返してくれえええ!

・・・みたいな(^_^;)

今では良い思い出ですけどね。あまりの理不尽さにみんなで大笑いしましたので。

 

そんなダブリーですが、かけるかどうかの判断はどうするのが良いのでしょうか?

ダブル立直をかけるかどうかの判断基準

ダブル立直は幸運によって訪れたチャンスですので、かける場合のほうが多いとは思います。

飜数は2翻ですが、ダブリーのみであっても門前清自摸和一発、裏ドラの可能性がありますので、満貫以上になる可能性はあります。

しかし、もし手牌がこんな形だった場合はどうでしょうか?

 

ケース1

東1局西家  ドラ

これでドラの中を切って「ダブル立直のみ」ってもったいないし、待ちだって悪いでしょう。待ちは⑦と2のシャボで⑦は残り1枚しかないし、2だってあと2枚しかない。

 

筒子の一色手が見えているし、ほとんど一気通貫だって出来ている。

たしかに、ダブル立直をかければ、ツモあがって裏ドラが1枚のって満貫になる可能性はありますが、ダブル立直のみになるかもしれないし、下手するとあがれない可能性だってある。

 

私ならこの場合は2をツモ切りしてダブリーはしません。

⑨か中を引いてくれば最高ですが、①、③、④、⑤、⑥、⑧でもOK。東、西、白、發を引いてきても悪くない構えです。ダブリーしてしまうよりも、この形から変化を待つほうが得だと考えます。

筒子を積極的に鳴いていって清一色だって狙えます。清一色なら確実に満貫ありますから、運まかせになってしまうダブリーよりよっぽど良いです。

ケース2

東1局西家  ドラ

これだとダブリーしちゃったほうが良いと思います。まず待ちは三面聴なので言うことないですし、手変わりは無いこともないけどちょっと遠いし、うまく変わったところで平和かドラ1、または西ぐらいです。一手で手変わりしないので聴牌も崩さないといけない。

待つ意味がほとんど無いと言っていいでしょう。

まぁ、三面聴でダブリーしてあがれないということが無いとは言えませんが、それは仕方がないです。結果うんぬんはまた別の話です。

これがもしこうだったらまた話は変わってきます。

 

東1局西家  ドラ

このまま西を切ってダブリーするとダブリーのみです。

でももしドラの④を引いたら1翻アップするし、さらに四か七であがれればさらに断么九もつきます。

2か5をひくと平和がつきますし、234の三色になる可能性も見えます。

 

手変わりがいくつもあり、しかも聴牌を維持したままで渡っていけそうなので、必ずしもダブリーのほうが良いとは言えないケースでしょう。

私ならこの形でダブリーしません。この形をたった2翻で終わらせるのはもったいないと思うからです。

すぐそばに平和とドラがあり、断么九や三色も見えるわけですから満貫以上まで見える手格好なんですから。

もちろん必ずそうなるとは限りませんが、ダブリーのみに決めてしまうのは楽で簡単でつまらない、手変わりを待つのは楽しそうという感じです。

 

結局のところ、何が正解になるのかというのは、いくら考えても明確な答えというのは出ないのですが、少なくともこういうことは言えるわけです。

「必ずしもダブリーすることが正解とは言えない」

 

ダブリーのみでダブリーして、あがれないまま終わることもあれば、一発でツモあがって裏ドラが2枚のって跳満になることもあるし、ダブリーせずに手変わりを待って結局はあがれずに終わってしまうこともあれば、うまく手変わりして跳満をあがったりもするわけです。

でもあくまでも結果は結果に過ぎません。

結果うんぬんは言ってもしょうがないので、常により良い選択をするように心がけましょう^^

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