純全帯么九(ジュンチャンタイヤオ、ジュンチャン)を徹底解説

はじっこの順子と面子で構成された形です。字牌が混ざると混全帯么九になりますが、こちらは数牌だけしか使えません。

本記事では純全帯么九について徹底的にまとめます。

純全帯么九のあがり例、個人的な雑感、メリットとデメリット、狙う目安、などについて書いていきます。

純全帯么九のあがり例

端っこの数牌が入った順子と、端っこの数牌だけで揃えると成立する3翻役です。鳴くと1翻下がります。

 

・配牌で端っこの牌が多くある時は純全帯么九を意識してみましょう。

 

・純全帯么九、一盃口平和門前清自摸和で跳満ですが、もし六でロンあがりの場合は平和のみです。1000点か12000点かという極端なケースです。ちなみに、私はこの形なら六ではあがりません(^_^;) たとえあがれなくてもかまわないので九だけを待ちます。

 

純全帯么九は鳴くと2翻ですが、混一色とは違って役牌は使えません。よくからめられる役は三色同順とドラだけです。鳴いてまで純全帯么九を狙うかどうかをよく考えてから鳴きましょう。

純全帯么九についての雑感

純全帯么九は配牌の時点で狙うというよりは、まず混全帯么九国士無双へと一歩を踏み出して、結果的に純全帯么九のほうへと流れていくというケースが多いと思います。

材料がはじっこの順子と老頭牌しか使えないというのは、けっこう厳しい条件です。

 

門前で作ると3翻ありますので破壊力は十分ですが、待ちが厳しい嵌張、辺張になりやすく、両面待ちになってしまった場合は安めをひいた時の落差が激しいという不便さもあります。

もし安めが役無しの場合はあがれません。その場合、ツモってしまってあがれない場合は、ツモ切りしてフリテンになり、ロンあができません。高めをツモるしかなくなります。

だから純全帯么九を作る場合は、両面待ちになってしまうよりも、役が確定する待ちになるほうが良いと言えます。

 

また捨て牌は456の牌が先に出る特徴が顕著であり、非常に他家にバレやすいと言えます。

バレやすい上に待ちも厳しい形になりやすいということで、染め手などと比べると睨みの効果が薄めです。むしろヅカヅカと踏み込まれるのはこちらであるケースもあるでしょう。

 

鳴いてしまうと2翻ですが、混全帯么九と違って役牌は使えませんので、複合できる役は三色同順とドラだけです。

だったら混全帯么九のほうが良いかな、というのがまずありますので、純全帯么九を鳴いて作る場合はよく考えたほうが良いです。

 

条件が厳しいわりに不便さが目立つ役だと思います。

が、しかし、はじっこのツモの流れの時はびっくりするほど簡単に聴牌してあっさりとあがれてしまうこともよくあります。

苦しいことも多いですが面白い役と言えるでしょう。

 

それに必要な材料がはじっこの数牌ばかりなので、456のあたりを主軸にしたタンピン系をやっている人とは競合しにくいということになります。

つまり、彼らからはこちらの必要な牌がこぼれやすいということになります。

 

また防御面を考慮すると、はじっこに寄せている上に両面搭子ではないことが多いため、タンピン系と比べると手牌がスリムになりやすいと言えます。

おりる時は安牌に苦労することは少ないですし、切れない牌を抱えて七対子へと移行する場合も、タンピン系と比べるとやりやすいと言えます。

純全帯么九のメリットとデメリット

メリットは破壊力、デメリットは条件の厳しさです。

同じ3翻役で食い下がりも同じという「混一色」と比べるとどうしても不便さのほうが目立ちます。

純全帯么九を狙う目安

・配牌で123789の数牌が多く入っている

・国士無双や混全帯么九からの移行

 

雑感でも述べましたが、配牌の時点でいきなり純全帯么九を狙おうというのは稀なケースです。

役牌とからめられる混全帯么九のほうが材料も多く作りやすく、鳴いてしまうと2翻ですので「役牌1混全帯么九」のほうが近い場合が多いのです。

配牌から真っ直ぐ純全帯么九へ行くのは、よっぽど材料にめぐまれている場合です。

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