一盃口は同じ順子を2つ揃えた形の役です。
本記事では一盃口について徹底的にまとめます。
一盃口のあがり例、個人的な雑感、メリットとデメリット、狙う目安、などについて書いていきます。
一盃口のあがり例
門前で同じ順子を2面子揃えると成立する1翻役です。
・門前清自摸和、一盃口のみのあがりです。この形に五か七を引いたら六を切ってリーチですね。
1をツモあがりせずに四か五を切ると・・・?役満「四暗刻」の一向聴になります。
・門前清自摸和、一盃口、役牌1ですね。
・断么九、平和、三色同順、一盃口で満貫ですね。8であがると一盃口は成立しませんがそれでもほぼ満貫です。
一盃口についての雑感
一盃口はあがり役として狙うというよりは、ついでにオプションとしてつくような感じの役です。ご飯についてくる漬物や味噌汁、カレーライスなら福神漬やらっきょうみたいなイメージの役ですね(^_^;)
門前で6枚揃えて1翻というのは、利便性では役牌などに到底およびませんが、立直と組み合わせてうまくハマると破壊力の上乗せになります。
順子場と対子場のちょうどよい狭間に位置するので、成立するチャンスはわりと限られている印象です。
一盃口のメリットとデメリット
メリットは、6枚で1翻つくることができることです。
デメリットは、門前役なので鳴いてしまうと形が揃っていても消えてしまうことです。
一盃口を狙う目安
・同じ順子を構成する「6枚のうち4枚がいい感じ」で揃ったら。
「6枚のうち4枚がいい感じ」というのは、たとえばこういう形です。
例1 四四五六
例2 ③④④⑤
例3 6677
あと1枚引いて両面で待てる形です。ただし、安めでは一盃口にはなりません。
同じように4枚揃っていてもこれだとちょっと微妙です。
例4 五五七七
例5 4466
真ん中の牌を運良く引いてもまた嵌張が残ってしまいますからね(^_^;) ただし、この場合は一盃口が確定します。
どうしても一盃口の1翻が必要である場合は、この形から一盃口を狙うことも絶対に無いというわけではないのですが、基本的にはあまり見ないです。
同じ嵌張を2枚引けるというのは、僥倖※を望むようなものだと思うからです。
※僥倖→思いがけない幸運
例1~例3の場合、一盃口になる牌を1枚引いたとしても、高め安めがあるので一盃口がつくかどうかはわかりません。
が、しかし、一盃口という役はそういう感じで良いと思うのです。雑感でのべたとおり、漬物や味噌汁、福神漬やらっきょうというイメージです。
あったら嬉しいけど、無かったら無かったで仕方がない。メインはあるんだから別にいいよ。
・・・みたいな感じがちょうどいい役だと思います。
「うおおお!絶対に一盃口をあがってやるぜええええ!」
・・・なんて人はたぶんいません(^_^;)