麻雀で勝てない時にはどうするのが良いのか?そんな悩みを持つ人は多いと思います。
本記事ではこの悩みを解決する手助けになりそうなことを書いていきます。
長期的に見て勝てない場合と一時的に勝てない場合、それぞれに対処法を自分なりにまとめました。
どちらかというと初心者さん向きの内容ではなく、麻雀を打つことにそこそこ慣れた中級者以上の方向けに書いています。初心者の方は勝てなくてもまだあまり悩む必要はありません。
※自分が初心者かどうかよくわからない方はこちらの記事を参考にしてみてください。
長期的に麻雀が勝てない場合
一生懸命に頑張っているつもりだけど数ヶ月単位(または年単位)で勝てないという場合は、間違った努力や工夫を頑張ってしまっている可能性があります。
この場合は自分の考え方そのものを変えないと改善されません。
まずは自分がどんな負け方をしているのか考えてみましょう。
どんな負け方をしているのか?
長期的に麻雀で勝てない悩みを解決するためには、まず自分がどんな負け方をしているのかを考えてみる必要があります。大きくわけてこの2つです。
①攻めすぎて勝てない
②守りすぎて勝てない
①は言い方を変えると「振り込み過ぎて勝てない」ということです。でもベタオリばかりして勝てないと言ってる人よりはよっぽどマシです。
のちほど詳しく書きますが、自分が①だという方はそれほど心配しなくても大丈夫です。
②は攻防のバランスが悪いか、もしくは、そもそも戦っていないかのどちらかです。
敵の立直にほぼベタオリしてしまうような人は、勝てないというよりそもそも戦っていないんです。
こういう人はそのままじゃいつまでたっても(本当の意味では)勝ちも負けもありません。
結果が他人の動き次第でどうにでもなってしまう状態ですので、まずは自分の都合で打てるようになりましょう。
それぞれ対処法を詳しく説明していきます。
①攻めすぎて勝てない場合はどうする?
「攻めすぎて勝てない」
つまり振り込みすぎているわけですから、振り込みを減らすための努力や工夫を意識してみましょう。
だからといって、ベタオリばかりして②の人みたいにならないでくださいね(^_^;)
攻めの姿勢自体はけっして悪いことではありません。
ただ、無意味に強く殴られていたり、素早さが足りなかったりして、回避可能なところでも振り込んでしまうことが問題になるわけです。
攻めて負けているなら勝つこともあるはずです。振り込みがすこし減るだけでも勝つチャンスが増えます。
具体的には、字牌を受けとして利用することや、読みについて勉強すると良いでしょう。
それから、単純に攻撃力不足だったり、スピードに問題がある可能性もあります。この場合は手作り(手順)について勉強して攻撃力やスピードをアップしていくと良いでしょう。
※参考記事
字牌を受けとして利用する考え方は雀鬼流について知るのがベストです。
読みについて知りたい場合はこちらを参考にしてください。
他にも意識すべきことをいくつか断片的に書いておきます。
・いつもなら全部の牌を行っていたけど、1枚だけは止めてみる
・自分の待ちが悪く(あがり牌が残り少ない、とか、ドラそばなどの出にくい牌、など)、敵の手もまったく読めず、勝負になりそうにならない時は行かない(ベタオリする)
・立直の一発目は現物や受けの字牌を切るようにする(あらかじめそういう牌を準備しておくことも重要)
・手牌を危険な状態にしないように常に意識する(ブクブクに太らせない、なるべく受けの字牌が常にあるようにする)
②守りすぎて勝てない場合はどうする?
「攻防のバランスが悪い」か、もしくは、「そもそも戦っていない」か、のどちらかなのですが、それを見極めるのは自分自身では難しいと思います。
たとえ後者であっても、自分では戦っているつもりなのかもしれませんし、前者もある意味では後者の予備軍と言えるので、いずれにしてもその対処法は同じです。
まずは自分の都合で打てるようになると良いです。そのためにいったんは他家の存在を忘れて防御を捨てて打ちます。
そうするとそのうち必ず「攻め過ぎて勝てない」「振り込み過ぎて負ける」という①の状態になります。
そうしたら今度は①の対処法を試していきます。
そうなんです。これまであまりはっきり言いませんでしたが、実は②の人は①の人よりも悪い状態なんです。
まずは①の人と同じ「振り込み過ぎ」な状態を目指してみましょう。
ぜひ麻雀の面白さを思い出してみてください。
※参考記事
他にも意識すべきことをいくつか断片的に書いておきます。
・いつもなら現物とスジを頼ってベタオリするけど、無スジを何枚か行ってみる
・自分の手が高く両面待ち以上なら何でも行ってみる
・自分が二向聴以下で立直がかかっても敵の手が安そうならば、おりない、まわさない、まっすぐ行ってみる
・ベタオリ以外に他にできることが無いか探す。ベタオリと言う楽な選択肢を選んでしまう自分自身を嫌っていく。
一時的に麻雀で勝てない時の考え方
麻雀は運に左右されやすいゲームですので、一時的に勝てないということはよくあるものです。
昨日は調子が悪くてラスばかりだったけど、次の日には連続トップをとったりすることもありますし、これが一日単位じゃなくて数日単位とか、週単位になったりすることは特に珍しいことではないかと思います。
この記事のここを真っ先に読んでいるような方は、「ツイてない時の打ち方」をどうするのかを知りたいんじゃありませんか?(^_^;)
麻雀に好調時と不調時があることはもうなんとなくわかっているけど、不調時にどうすれば良いのかわからずにその情報を探している。
で、たまたまこのページにたどりついた。
そうじゃありませんか?
もしそうなら残念でした(^_^;)
私はその方法を少しは知っていますが、実戦レベルで役に立つほどのものかどうか・・・。それに、文章でうまく説明できるとも思えないんですよ。
それから、もしかしたらその方法は私にしか使えない専用のものかもしれません。
ですので、あまり期待せずに軽い気持ちで読みすすめてもらえると私も気が楽です。(ハードル激下げ完了)
では色んな状況での対処法をそれぞれ書いていきます。
配牌もツモも悪くて聴牌することも難しい時
これは「ツイていない状態」というよりは、「何も無いような状態」だと思います。
そもそもの天運がほとんど無く、手もまとまっていかないので勝負することもできず、振り込むような形になることも少ない。
言わば死人のような状態です。
この場合はしっかりとした手順を意識してひたすら真摯に打ちます。
そもそもドラが来ないかもしれませんが、もしドラが来たら絶対に切りません。赤入りルールなら赤ドラも切る形にはならないように打ちます。どんなに苦しい形であっても、ドラも赤ドラも使い切る方向で手を進めていきます。
勝負にならないような状態でも絶対にベタオリはしません。むしろ突っ込んで振り込みたいぐらいです。
この場合は勝負に参加できていない死人の状態なので、まずはそこから抜け出すことを考えます。
振り込めたらむしろ勝負に参加できたわけですから、少なくとも死人ではなくなります。
つまりこの場合は目標があがりではなく「勝負に参加して死人から脱却すること」なんです。
こういう状態でベタオリしていると、おそらくずーーっと死人のままですよ( ;∀;)
まずは振り込みという形でもいいから勝負に参加しましょう。
まぁ、天運が戻ってくれば、自然と死人よりはいくらかマシな状態にはなるんでしょうけど、それがいつになるやらわかりませんからね。
自分でどうにかしようとしたほうがよろしいでしょう。
あがりに向かうと振り込みまくってしまう時
あがりに向かっていくと振り込みになる、ということが2回連続で続いた場合、ひとまず黄信号です。
もしそれが満貫以上の手に2連続なら、もう次の局はあがりに向かうこと自体をやめましょう。
満貫以下の手に2連続なら、まだ心配ないかもしれません。でも3回連続で続いた場合は、この場合もあがりに向かうこと自体をやめましょう。
特に良い配牌が入ってしまったら要注意かもしれません。いつも通りに手を進めるとまた振り込みます。しかも致命傷になりうる大きい手である可能性が高いです。
いつも通りに手を進めるのではなく、その「いつも通りの手順」から外れていくように意識して打ちます。うまくいけばそれで振り込みを回避することができます。
まっすぐ手順を進めないようにすることが重要です。また、まっすぐ打っていたらどの牌を切っていたか、というのを意識しておくと、敵の当たり牌がわかった場合に参考になります。
これは今後のデータとしても使えます。
連続で振り込んでしまう状態の時、同じようなニュアンスの牌で振り込んでいないかを意識してみるといいと思います。
同じようなニュアンス、と言ってもわかりにくいかもしれませんが、たとえば・・・
「556」と持っていて7をツモって切った5、「三四四」と持っていて五をツモって切った四、などということです。
手順的に見て「似たようなニュアンスの切り方をした牌」ということです。
他にも「最後まで残した筒子」とかが、次の局では「最後まで残した索子」になるとか。
「ドラをツモったことで押し出されるように切った牌」とか「くっつきを待っていたけどくっつかずに切った牌」とか、あらゆるパターンのニュアンスがあるので難しいのですが、連続で振り込んでいる時は、これがヒントになることがあるんです。
いや、ヒントというか、もうほぼ答えなんですよね。
自分が振り込むことがわかっている場合に、前局と同じようなニュアンスの牌で振り込むことがわかってるなら、はっきりと当たり牌がわかるってことなんですよ。
まぁ・・・見極めるのはかなり難しいですけどね(^_^;)
聴牌してもあがり牌が無い時
聴牌はするけど、あがり牌がすべて使われていたり王牌にあったりすることがあります。
立直をかけてもまったくあがれずに敵の手に振り込むようになっていることもあります。
こんな時は最初の聴牌型が罠なので、普通だったら切らない部分を切って、あらためて他の部分で面子を作ることを考えます。
とても難しそうですが、やってみるとけっこうできます。
問題なのは、こうなっているというのを見極めるのが難しいということ。そして、その自分の読みを信じて実行することができるかどうか、です。
何しろせっかく聴牌した形を崩すわけですから、それなりに勇気が必要です。
でもこの「あがり牌が無くてあがれない」という状態はけっこう長く引きずるような印象です。
自然に治ることもありますが、長引くとあがれない状態がひたすら続くので精神的にもキツイものがあります。
あとがき
麻雀で勝てない時に、自分自身にその理由がある場合はどうにかする方法はあるんですが、完全に100%自分以外のものが原因で勝てないという場合も、麻雀というゲームではありえます。
ですので、勝てないからといってそんなに悩まなくてもいいんじゃないかな、って思う場合もあります。
自分自身がツイていない時というのは、いつもの自分のままでいると悪いことが発生するという状態です。
だからいつもの自分なら絶対にしないような打ち方をすることで悪いツキを回避します。難しいですが、基本的にはそういうことです。
ただ、自分がツイていないんじゃなくて、他の誰かがツイている場合でも、自分にとって悪いことというのは発生するものなんですよ。
これを見極めることからしてなかなか難しいことだし、相手は3人いるわけですから、1対1で説明がつくような単純なものでもないです。
四人のツキと姿勢が生み出す形には、様々な形があり非常に複雑なので、そのケースごとに有効そうな手段も変わると思っています。
記事を読んでいただきありがとうございました。