雀鬼流の第一打字牌切り禁止のメリット

雀鬼流の「第一打字牌切り禁止」には多くのメリットがありますが、すぐに見えてくるようなものではないので理解できる前にやめてしまう方も多いです。

ここでは私なりに解釈したメリットを詳しく解説しています。

まずは、「第一打字牌切り禁止」は難しくないという話と、実際に字牌を切らずに手作りしている麻雀ゲームの動画、次にメリットを詳しく説明していきます。

 

雀鬼流で打つつもりがなくても、「第一打字牌切り禁止」の有効性がわかれば、少しずつ実戦に活かしていくこともできると思います。

手牌をぶくぶくに太らせてしまいがちな方にはちょっとオススメな内容です。

第一打字牌切り禁止は難しくない

雀鬼流の「第一打字牌切り禁止」を否定するような人達は、その有効性を理解できないというよりは、見ようとしていないと言えると思います。

彼らにとっては字牌から切り出すのが当たり前になってしまっているし、なぜそれをやってはいけないのか?と不満に思ってしまうというか、受け入れられないんですね。

でも別に難しいことじゃないし、有効性を理解できれば納得せざるを得ないと思いますよ。

 

彼らが受け入れられないのは、自分の考えや常識とされる部分が壁になっているからです。

字牌を大事にする意味や具体的な手順の例を見ていれば、だんだん有効性が見えてくるんじゃないかと思います。

下の動画の例を含めて、私は第一打に字牌は切っていません。字牌を残す意味がちゃんとあるからです。

 

参考動画1

参考動画2

参考動画3

 

「第一打字牌切り禁止」のメリット

ここでは「第一打字牌切り禁止」のメリットを自分なりの解釈で説明していきます。

①字牌を大切に扱うように意識するようになる

②字牌以外に捨てる牌を探すことにつながり、手牌の構成力や粘り強さが強化される

③第一打に字牌を選ぶことが難しい時は、自分の状態が良くないという一つのバロメーターとなる

④対子場に強くなる

こんなところかな。またそのうち追加するかもしれませんが。

実はものすごい効果があるんですけど、一般的にはあまり認められていません。

 

っていうか、現在の麻雀業界はこの有効性がワカラナイ人ばっかりだということです。

ある程度の長い期間、実践し続けて初めてその有効性に気付くことができるものなんですが、ほとんどの人はそこまで到達する前、いや、最初からわかろうともしないで実践もせずにそこで終わってしまうんですよ。

 

そしてまったくわかっていないくせに雀鬼流を否定するような発言をするわけです。

やりもせずに何をわかったようなことを言ってるのか・・・以前は私も腹が立ったものですが今はただ悲しいです。

こういう人は自分の価値観を捨てることが出来ずに、こちら側へ来ることはおそらくないでしょう。

残念なことですが、こういう人が麻雀人口の大半をしめています。

 

ですので、この先は「第一打字牌切り禁止」の有効性を理解しようという方が読み進めるなら大きな意味があるかもしれませんが、わかろうとしないような人が読んでもおそらく意味はありません。

もし否定的な感情をお持ちであるならばここでページを閉じたほうがよろしいでしょう。

私としてもわかる人だけが読んでくださればそれで十分です(^_^;)

①字牌を大切に扱うように意識するようになる

第一打だけを禁止しているとはいえ、それだけでも十分な効果があります。

多くの方が順子系の手作りを重視していますが、実際には対子系を重視したほうが良いと言えます。

 

字牌は場全体に強い影響を与えるものなのです。

字牌は役満の国士無双を除くと重ねなければ使えませんよね?

第一打に字牌を切らない、それ以降も字牌を大切に扱うようにしていると、以前とは違った道が自然と見えてきます。

 

数牌は確かにとても便利な牌で字牌よりも多くの形で使用することができます。

待ち受けのしやすい両面搭子、それよりさらに便利な多面聴の良形、嵌張や辺張、孤立した1枚の数牌が良型に変化することもある。

だからみんなが欲しがる牌だということ。みんなが数牌で待ちたいということ。

いかがですか?私はここまで間違ったことは言ってないですよね?

 

字牌は数牌と比べると重ねなければ使えないので、数牌よりも不便に感じます。

でも字牌は重なりさえすれば役牌として鳴けるという大きなメリットがあります。

 

また数牌と比べてみると、待ち牌としては使われにくいということがわかりますよね?

だってみんな数牌で待ちたいんですから(^_^;)

 

字牌には相手の待ちをかわすという「受け」の面もあるんです。

「必要のない数牌」と「受けとして使える字牌」とどちらを先に切るべきなのか?

 

当然ですが「必要のない数牌」を先に切るべきです。

こういう意識を持って麻雀を打っているうちに自然と字牌に対して意識がむくようになります。

②字牌以外に捨てる牌を探すことにつながり、手牌の構成力や粘り強さが強化される

字牌以外に不要な牌を探すということを意識していると、手牌の構成力が自然と身についてきます。これはそれなりに継続してみないと実感できないメリットかと思います。

 

粘り強さについては、たとえば他家から立直がかかりそうな時に、受けとしての字牌を1枚持っているのと2枚持って手作りしているのとでは、まったく違いますよね。

普段から字牌を大切に扱っていれば、字牌を3,4枚抱えながら手作りすることだって可能になります。

 

ほとんどの人が第一打に字牌を切ってしまいますが、そうすると手牌の中は数牌だらけですよね。その中にはいらない数牌がいっぱいあるわけですよ。

いらないってことはいずれは捨てるわけです。

そして数牌はみんなが待ちたい牌なんですよ。

 

字牌を持った状態で手作りできる人とできない人、どちらが粘り強いか考えてみてください。

当然のことながら、できる人のほうが圧倒的に粘り強いです。

しかも手牌の構成力も高いわけですから、攻撃力も防御力も上ということになるのです。

③第一打に字牌を選ぶことが難しい時は、自分の状態が良くないという一つのバロメーターとなる

麻雀ではよくツキとか流れの話が語られますが、こういうことを信じていない人も多いです。

でも経験則としてわかるのですが、ツキも流れも間違いなく存在するし、自分のツキの状態というのもあります。

「なんだかツイてるなー」ってこともあれば、「くっそーツイてねー」ってこともあるでしょう。

 

そのツキの状態を計るバロメーターとしてあるのが、

「第一打に字牌しか切る牌がない時は自分の状態が良くない時」

というのがあるんです。

 

もうすこし言うと、自分の状態が悪い時は「迷いやすい」ことによく出くわすし、自分の状態が良い時は「わかりやすいので迷わない」で選択しやすい感じになる。っていうのがあります。

まぁ、証明することはできませんけどね。するつもりもありませんが(^_^;)

④対子場に強くなる

とある麻雀プロが言った「平和に始まり平和に終わる」などという言葉がありますが、これは間違いと言えます。

順子場に限定するなら通用する言葉かもしれませんが、麻雀の場で順子場と対子場どちらが多いかっていうと対子場なんです。

だから言うのであれば「七対子に始まり七対子に終わる」と言ったほうが良いぐらいです。

 

現在の麻雀業界は順子場を重視した手作りを推奨する人のほうが多いですし、確率論を持ち出して対子系の役を軽視するような人が多いです。

でも実際には対子場のほうが多いのですから、対子を上手に利用しないと麻雀は勝てないんです。

麻雀人口の大半が対子場の打ち方を知らないと思いますし、対子場というものがどういうものかというのも知らないと思います。

 

字牌を大切に扱っていると少しずつわかってくるので、対子場での戦い方がわかってくるんです。

対子場に強くなることで麻雀も強くなります。

難しいですけどね(^_^;)

※参考記事

対子場をうまく利用しないと麻雀は勝てない

あとがき

私が雀鬼流に出会ったのは10年以上も前のことで、まだ雀鬼(桜井章一氏)のすごさも雀鬼流の有効性もよくわかっていませんでした。

雀鬼の著書や雀鬼についての漫画などを読んでいるうちに、「あ、この人は本物だ」と気づいたんですね。

「20年間無敗」というものすごいフレーズを懐疑的に見る人が多い中でしたが、私はそのフレーズではなく雀鬼が話していることを注視していました。

 

最初はよくわからないことを話しているようにしか思えませんでしたが、何度も目にしているうちに「当たり前のことしか言っていない」と感じるようになったんです。

今思えば雀鬼は物事の道理を話しているだけで、そこに我々の知らないハイレベルな世界のことが垣間見える。

麻雀についての話も非常にハイレベルなことを言っていて、「レベルの低い人達にはわからないだろうな」っていうことばかりなんですよ。

 

とりあえず、色々と疑問はあるけど「とんでもなくすごい人なんだ」ってことはわかったので、雀鬼流を見よう見まねで実践しはじめました。

「第一打字牌切り禁止」はそれからずっとやってます。酔っ払った時に2回ほど切ってしまったことがありますが、それ以外ではずっとまもり続けているルールです。

それだけ長く継続したからこそわかるのですが、私の目から見るとプロと呼ばれるような方達の牌の切り方であっても、時にとてもぬるいように感じます。

脂っこい部分を手牌の中に残したまま打っているし、「字牌以外にまだ切る牌あるのにな」って感じ。

 

まぁ、このへんはある程度の訓練が必要で、雀鬼流をそれなりに実践しないことにはわからないと思います。

目安として半荘200回ぐらいかな。

雀鬼流の本などを毎日のように読み返しつつ雀鬼流ルールを守り半荘200回。

 

半荘100回もいく前に雀鬼のすごさがわかると思う。でもとにかくまずは雀鬼の考えに触れてみないことにはどうにもね・・・(^_^;)

雀鬼の著書を素直な気持ちでいくつか読んでみるのがいいかもしれません。

いや・・・いきなり著書から入るとキツイかもしれないので、まずは漫画か動画から入るのがおすすめです。

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特におすすめなのは「雀鬼様への道」という漫画ですね。

雀鬼流の考え方を一から学べますし、強くなるためのヒントが満載です。

私も最近になって読み返しましたが、麻雀が強くなりたい人にとってはヤバイほど大事なことがいっぱい書かれてます。

ただし、信じないような人には時間の無駄となるでしょう。

記事をお読み頂きありがとうございました。

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