麻雀の役で最強は?

麻雀の役で最強なのはどれかについて考察した記事です。様々な要素から最強の役を考えて部門ごとに独自の判断で3位まで選びました。あくまでも個人的な考えですが、私は「役牌」が最強の役だと思います。

名称、得点、役の条件の3つの部門に分類し、役の条件についてはさらにスピード、コスパ、総合力の3つに分けております。

※使える役がどれなのか知りたくて来た方は、目次から「役の条件が最強なのはどれ?」からどうぞ^^

そもそも最強の役って?

一口に最強の役と言っても色々ありますよね。

すこし整理してみましょう。

麻雀の役そのものにある要素は「条件」「飜数」「名称」です。

 

これら3つの要素それぞれに最強があり、それらすべてを総合的に判断して最強の役を判断してみます。

とりあえず、複雑な「条件」部門については後回しにして、「名称」と「飜数」についてチャチャッとやっていきましょう。

役の名称が最強なのはどれ?

ひとまず私の独断と偏見で決めていきます。

 

1位:国士無双

字面的にも強そうだし最強の役はこれでいいでしょう。またこの役名はもともとそういう意味です。「国中にならびない国士。天下第一の人物。」ですので。

 

2位:平和

(読みはピンフですが)平和と言われては上位にランクインさせなければならないでしょう。戦争や紛争などの浪費が存在しない平和という状態は、経済的にとても強い状態ですから。

 

3位:一気通貫

なんとなく槍を思わせる字面で私が個人的にもっとも好きな役名なんです。他意はありません。

 

というわけで、「名称」部門で最強の役は「国士無双」に決定です。ひとまずね(^_^;)

役の飜数(得点)が最強なのはどれ?

飜数で言うと門前清一色が6翻でもっとも高いですが、得点的に言うなら役満のほうが高いです。

数え役満(13翻)というものと役満を同等とするのであれば、役満は13翻ということになりますので、役満が最強ということでよろしいでしょう。

 

まぁ、実際は役満よりも数え役満をつくるほうが難しいでしょうし、役満にもつくりやすいものとそうでないものが存在します。

でもそのへんは「条件」がかかわってきますので、こちらの「飜数」という部門ではあえて触れないでおきましょう。

 

というわけで、「飜数」部門で最強の役は役満全般に決定です。

※これもひとまずの決定です。今後なにか思いついたらいじります。

役の条件が最強なのはどれ?

さて皆さんお待ちかねの「条件」部門ですが、これはさらに細かく分類するべきだと思うんです。

 

・スピード→条件の難易度、揃いやすさなどで判断する。

・コストパフォーマンス(コスパ)→難易度に見合う得点力で判断する。

・総合力→上記2つの要素を考慮し、実際に卓上でよく使われるような有効と言える役かどうか。防御力も加味して判断する。

 

とりあえずこんな感じかなぁ。

状況次第でスピードを優先するか点の高さを優先するか変化するし、特にそういうことを考えなくてもいいような場合については総合力で決める。

これもひとまずは私の独断と偏見で決めていきます。

スピード部門

1位:役牌

1位は役牌です。とにかく役牌3枚を揃えるだけで役として成立してしまう「役牌」はスピード部門では間違いなく最強です。特急券という俗称からもまさに最速の役と言えます。

 

2位:断么九

2位は断么九です。役牌には一歩ゆずりますが2~8の数牌を鳴いて揃えられるわけですからスピードはかなり速いです。

 

3位:立直 混一色

3位はリーチと混一色が同順位になりました。正直なところリーチを3位に入れるかどうかはかなり迷いましたが、門前に限定されるものの「聴牌の形が何でもいい」というのはやっぱり速いと言える要素です。

混一色は染め手なので周囲からはバレやすいというデメリットはあるのですが、その条件の難易度と門前にこだわらなくて良いという大きなメリットとのバランスの良い性能により速いと判断しました。

コスパ部門

1位:ドラ

1位はドラです。厳密に言うとドラを「役」と言うのは違うのかもしれませんが、今回はあえてそこには目をつむります。

1枚につき1翻つくという「ドラ」のコスパの良さは尋常ではありません。持ってるだけで良いなんてほとんど卑怯と言えます。ある意味チートと言ってしまっても良いほどの超高性能と言えるでしょう。

そんな素敵な役(?)である「ドラ」を軽視するような人が多い世の中ですが、そういう方にもドラのコスパについてちょっと真面目に考えてほしいという切なる思いもあり、独断と偏見で1位にさせていただきました。

実際すごいんですよドラというのは。ドラについての意識を高めるには雀鬼流について学ぶのがベストです。

※参考記事→雀鬼流の「ドラの早切り禁止」にはヤバイほどのトレーニング効果がある

 

2位:四暗刻

2位はなんと役満である四暗刻です。コスパで考えるとドラほどの性能ではないのですが、役満の中では圧倒的に出現頻度が高い役です。

私の感覚からすると、四暗刻は倍満以上を作るより簡単な気がします。対子場で狙ってみるとあっさり聴牌してしまうことも多いし、ロンあがりでも三暗トイトイで満貫確定のお手軽な高火力兵器。

「いくらなんでも2位ではないでしょ」という異論もあるとは思いますが、まぁひとまず今回はこれで(^_^;)

 

3位:混一色

3位は混一色です。役牌とからめて鳴いて3翻ある手役は混一色と対々和です。これにドラが1枚つけばほぼ満貫の大物手になってしまいます。

破壊力では四暗刻にとうていかないませんが、揃えやすさの点で勝ります。対々和よりも混一色のほうが揃えやすいので混一色が3位、対々和は4位です。

総合力部門

1位:役牌

1位は役牌です。最強の役と言うならやっぱりこれかなと。スピードを重視する場合は文句なく最速、そして破壊力を重視する場合は他の役(混一色、対々和、ドラ)とからめて、鳴いて満貫手というのが簡単に狙える。

役の条件が簡単なので防御面でも強い。

 

2位:ドラ

2位はドラです。コスパはまさに最強。あがらないと成り立たない役なのでスピードというのはすこし変なのですが、持っていればいいだけなので条件としては難易度は低いです。

そう考えるとやはりこの位置にランクインします。

ドラは大事に扱わないとすぐに来なくなってしまいますけどね(^_^;)

 

3位:混一色 七対子

3位は混一色と七対子が同順です。混一色の有効性はスピード面でもコスパ面でも説明しましたが、この役はとてもバランスの良い「使える役」です。いろんな局面でコンスタントに活躍できる可能性が高いです。

七対子は門前でしかつくれないのでスピード的には鈍いのですが、ドラがあればとても破壊力のある手役です。もし聴牌時にドラがなかったとしても、リーチをかけてツモと裏ドラで跳満が狙えます。実はかなりコスパがいいのです。

また手牌の構成上、防御面でとても優れている役と言えます。ヤバそうな牌を抱えながら回していけるという「盾を構えながら前進」するかのような強さがあります。それで3位に入れました。嫌う人も多いのですが実は非常にすぐれている役です。

 

※役についての性質をもっと詳しく知りたい場合は、役一覧のそれぞれの詳細ページで徹底解説しています。

麻雀役 詳細ページへのリンク一覧
こちらは麻雀役のページへのリンクをまとめた一覧です。気になる役名をクリックするとそれぞれの詳細ページへ行くことができます。 役の条件、あがり形の具体例、詳細な説明の他にも、狙う目安などについても書いてありますので参考になるはずです。 麻雀で...

 

結局のところ最強の役は?

やっぱり「役牌」ですねー。

よくわかんないっていう人は字牌とドラを大切に扱ってみましょう。

そうすればここに書いてあることがだんだんわかってきます。

 

あと混一色、七対子、対々和もかなり強い役ですよ。

鳴いて簡単に満貫を狙えるというのはとても大きなメリットです。

染め手はみんなにバレるからいやーん、とか、対子系は嫌だー、とかそんなこと言わずに狙ってみましょうね(^_^;)

 

すでにお気づきかもしれませんが、「役の条件」では順子系の手役は一つも上位にランクインしていません。

順子系は門前を重視しないといけないのでどうしてもスピード面で劣ります。

さらに言うなら、鳴くと食い下がりして破壊力は落ちますのでコスパ悪いです。

もっと言ってしまうと、順子系はどうしても数牌を重視した手作りになるので防御面が弱いです。

でもみんな大好きタンピン系な世の中なのです。

攻撃力、速度、防御力、すべて劣っているというのに、みなさんそろって順子手を狙いたがるんですよ。

対子と順子どっちが揃いやすいかそんなことはもちろんわかってます。でもそんなのほんの一面でしかないじゃないですか。

※参考記事→対子場をうまく利用しないと麻雀は勝てない

 

誤解のないように言っておきますが、私は順子手をつくろうとすることを否定しているわけではありません。

順子場なら対子手はあがれませんのでね(^_^;)

あくまでもケースバイケースなのですが、「確率論に縛られていないで対子手の有効性にも目をむけたほうがいいですよー」と言いたくなるんですよ。

 

そういう意味ではこのテーマはかなり良かったですね。

自分でも最強の役は役牌だと再認識できました(^_^;)

記事をお読み頂きありがとうございました。

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