先制リーチが有利という間違い

「先制リーチが有利」という考え方がありますが、これはちょっとした間違いです。

麻雀はそんなに単純なものではありません。

たしかに先制リーチが有利になる状況もあります。でもその状況というのが限定的というか・・・いや、どう言えばいいのかなー(-_-;)

 

とりあえずざっくりとした結論だけ先に書いておきます。

「先制リーチが有利となるのは相手が弱気な時だけ」

説明していきましょう。

先制リーチが有利なわけではない

先制リーチ。これは敵よりも早くリーチをかけることですが、けっして有利なわけではありません。それどころか不利になるケースだって存在します。

「先制リーチが有利」

これだけでは言葉足らずであり、どんな時にそうなるのか?(つまり状況)というのがまったく書かれていないし、逆に不利になってしまう状況についてもいっさい触れられていません。

シンプルな文言でまとまってはいますが、これでは誤解をまねきやすいので、勘違いしてしまう人が多いのではないかと私は思います。

 

先制リーチが有利という考え方は、敵を威圧して好き勝手に手作りできないようにする、主導権を握ろうとする、というものです。

これ自体は間違いではないですし、そうなっているのであれば有利と言ってもよろしいでしょう。

しかしですね、「先制リーチ」というだけでは不十分なんですよ。

 

「当たったらただでは済まない」というのが見えるリーチ(というか攻撃※)でなくてはダメなんですよ(^_^;)

「何でもいいから敵よりも先にリーチをかければ有利」→ダメ!

この考え方が間違いです。

 

しっかり、とまではいかなくとも、それなりに手作りした上でのリーチ。いや、これは別にリーチでなくてもかまいません。

役牌ドラ2でも良いし、ホンイツ赤1高めなら満貫、などそれなりに打点のある攻撃※であればリーチでなくてもOKです。

 

ですので、「先制リーチが有利」を書き直すのであればこうなります。

「敵を威圧できる先制攻撃が有利」

・・・です。

 

でもまぁ、これですんなり納得できる人はとても少ないでしょう。なぜなら、リーチを怖がって手を曲げてくれるような打ち手がプロアマ問わずとんでもなく多いからです。

リーチであれば何でも怖がってくれるような弱気な人が相手ならば、たしかに先制リーチは有利と言えます。

なにしろクソでもへっぽこでもとにかくリーチさえかけてしまえば、手を曲げてくれるどころかベタオリし始めるような人もいらっしゃいますからね(-_-;)

 

最初に述べた限定的というのはそういう意味です。

しかしながら、現在の麻雀業界ではそれを限定的・・・と言えるのかどうか・・・。リーチを怖がって逃げてくれる人のほうが圧倒的に多いでしょう?

そんな場で打っていても強くなっていくことはできないんですけども(-_-;)

 

まぁ、わかっている方にはここまでできっと伝わるでしょう。

すこし視点を変えてさらに説明を試みます。

先制リーチを愚形でかけた場合のリスク

愚形(辺張や嵌張などのこと)など待ちが良くないリーチを俗に「クソリーチ」「へっぽこリーチ」などと言いますが、「先制リーチが有利」と安易に考えているような人やまだ日の浅い初心者の方などもよくかけてきます。

でも待ちがよろしくないのでなかなかあがれないことが多いですし、追っかけリーチをかけられて競り負けてしまうこともあるでしょう。

 

先制クソ愚形リーチをかけて有利となるのは、さっきも言ったとおりそれで手を曲げてくれるような弱気な人が多い場合です。

でも無視して攻撃してくるような強気な人が多い場合は、逆に不利となることも多いと言えます。

 

命中精度も打撃力も低い愚形へっぽこ先制リーチでは、そこそこしっかり手作りした手と勝負になったら分が悪いのは当然でしょう。命中精度と打撃力で劣っているわけですからね。

もちろん運良くへっぽこリーチが勝つケースもありますが、面前でのテンパイ速度を再重視した手と、キチンと役と良形を意識した手では、いざ勝負になってしまえば後者のほうが有利ですから、後者が勝つケースのほうが多くなるというのはわかると思います。

 

先制リーチを愚形でかけることのリスクは、実はけっこう大きいのですよ(^_^;)

でもリーチにビビる人がとにかく多いので、勝負の形にならないまま流局したり運よくあがれたりするわけです。

だから「先制リーチが有利」などというとんでもない間違いが、さも正しいことであるかのように勘違いしてしまう人が多くいらっしゃるわけで(-_-;)

 

先制リーチを愚形でかけた場合のリスクは、

無視されて勝負にもちこまれたら分が悪いということ。

そして、そんなクソリーチばかり頻繁にかけていたら、見抜いてる人からはナメられてしまいズカズカ踏み込まれて蹂躙されてしまうようになるということです。こうなるとかなり悲惨ですよ?(^_^;)

 

へっぽこ愚形クソ先制リーチが通用するのは弱気な相手だけであり、強気な人にとってはむしろ好都合というか「あまり怖くない相手」とみなされます。勝負になった時の分が悪いリスクよりも、こっちのほうが大きいリスクですね。

先制リーチのあがり率や放銃率について

先制リーチのあがり率や放銃率を気にする方が多くいらっしゃるみたいですが、ここまで読んでくれた方ならもうなんとなくおわかりなのではないかと思います。

そんな数値はまったく意味がありません。

相手が弱気か強気かでコロコロ変化する部分ですからほとんど意味ないです。

 

そもそもリーチをかける時に確率の数値なんて考えなくて良いと思います。

この手をリーチに行くのか行かないのかという判断は、確率ではなく自分の手の形と場況のほうが重要でしょう。計算上の数値ならまだしも統計的な数値を知ったところで無関係ですし・・・それ以前にそのデータがどんな場で収集したものなのかという問題もあります。

 

たとえばオンライン麻雀ゲームの天鳳などは、「ラスを引くと大きいペナルティ」というとても強力な脅迫(笑)を受けて臆病になってしまっている弱気な打ち手が大勢いらっしゃるでしょうから・・・

そのような不健全な環境で収集されるデータは、先制リーチのあがり率は高めになりがちでしょうし、放銃率は低めになるであろうことが推察できます。

 

というかそもそもそれ以前に、そんなの関係ないじゃないですか。他人様がどうしたこうしたという統計データは、自分自身の麻雀には関係ありませんよ?

自分はどうしたいのか?どうするのか?

それを自分の頭で考えることのほうが重要だと私は思います。

 

統計データを参考にして自分がどうしたいのか、どうするのか、あなたは自分の希望や行動を変えますか?

どこの誰だかわからない大勢の他人様達のあーなったこーなったデータなんて無視でよろしいのでは?

みんながやっていることを自分も真似したらその人達と同じとこへ入ってデータの一部になるだけです。

 

残念ながらその道は強くなることはできません。

あとがき

リーチ!

・・・と元気よく来られたとしても、その人の捨て牌にドラが早めに捨てられているとか、ダブ東を真っ先に切っていたりする場合は、へっぽこクソリーチである可能性が高いです。

打点や親の動向よりもテンパイへの速度効率を重視しているのが見え見えなわけですから。

こういう人がいたら無視して(そこそこしっかりと)手を進めてかまわず攻撃しちゃいましょう^^

そうなったらむしろ慌てるのは相手のほうです。

 

ただし、いくらへっぽこクソリーチでも当たる時は当たってしまいます。

でも受けとしての字牌を持っていれば、それを防ぎつつ手を進められますので、より確実に勝負の形まで持っていくことが可能です。

それどころか、字牌を何枚か抱えた上で手作りできるようになれば、それがクソやへっぽこでないしっかりとしたリーチ(仕掛けなどの攻撃も同様)であっても、勝負まで持っていける機会が増えます。

※参考記事

雀鬼流の第一打字牌切り禁止のメリット
雀鬼流の「第一打字牌切り禁止」には多くのメリットがありますが、すぐに見えてくるようなものではないので理解できる前にやめてしまう方も多いです。 ここでは私なりに解釈したメリットを詳しく解説しています。 まずは、「第一打字牌切り禁止...

 

クソリーチはとにかく急ぐ必要があるなら仕方なくかけることもありますが、有効となるケースはあんまり無いです。

それなりに有効にしてしまっているのは、弱気な打ち手が非常に多いからと言えます。

逆の言い方をすると、真に強い人達にはまったく通用しないです。

 

むやみに怖がらずに攻めたほうが良いですよ^^

記事をお読みいただきありがとうございました。

おまけ

・「先制リーチが有利」だと勘違いしているような人は、あがりへの速度効率を重視しているのではなく、テンパイへの速度効率を重視してしまっている。よって、どうしても命中精度も打撃力も低いへっぽこな手になりやすい。

・しっかり手作りすると打撃力も命中精度も高まるけど、速度は遅くなってしまうので間に合わないこともある。よって、こだわり過ぎずにそこそこにしておき勝負に間に合うように心がけたほうが良い。

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