この記事では麻雀の超攻撃重視の打ち方が有効であるという説明をまとめました。この打ち方がキチンとできるようになると、長い目で見ればトータルでは浮くようになるはずです。
超攻撃スタイルと弱腰スタイルに分けて、それぞれのメリットとデメリットをあげて比較しつつ書いています。
敵から攻撃されても無視して攻撃する超攻撃的なスタイル。
猪突猛進ということになりますが、きっとそういう麻雀の打ち方には否定的な方も多いと思います。
一見は無謀なスタイルですが実はメリットが多いのです。
説明していきましょう。
超攻撃的スタイル
超攻撃的スタイルは、文字通り攻撃に専念する打ち方です。基本的に敵から立直がかかってもあまりベタオリはせずに攻撃をしていきます。
ここでは私が考えている超攻撃的スタイルのメリットとデメリットを説明していきます。
参考記事→敵の立直に「ベタオリ」「回し打ち」「無視して突っ込む」 どれが有効?
超攻撃的スタイルのメリット10
・あがる回数が圧倒的に多くなる(?)
・高い手をあがれるようになる
・トップ率が高くなる
・5万点を超える大トップが珍しくなくなる
・敵にプレッシャーを与えられるようになる
・敵の迷彩や足止め立直などはまったく通用しない
・振り込むことを気にしなくなる
・調子に乗ると手がつけられなくなる
・結果的にトータルで浮く
・成長が見込める
超攻撃重視なのであがりは多くなるし、高い手もあがれるようになってきます。その結果としてトップ率は高くなるし大きなトップになることも珍しくなくなります。
それがキャラとして定着してくると敵はあなたを脅威として認識するようになるので、自然と強いプレッシャーを与えられるようになります。
ひっかけ立直に代表される迷彩や騙しのテクニック、足止め立直などのハッタリはあなたには通用しなくなります。
敵の攻撃を無視するんだから当然ですよね?実はこれがかなり楽しかったりします。
敵からしてみたら、
「な、なにーっ!?無視して突っ込んでくるだとーっ!?親の立直だよ?・・・せっかくのひっかけリーチなんだからよく見てくれよ・・・ま、まさか捨て牌なんてまったく見てないのか?・・・なんなんだよこいつは・・・(怯)」
・・・な感じでしょうからね(^_^;)
振り込むことを気にしなくなりクヨクヨ悩まなくなります。
無意識のマグレではありますが、攻撃重視だと流れにのりやすくなります。調子にのって手がつけられない状態になるようなことが増えます。
勝ったり負けたり上がり下がりが激しいですが、いずれはトータルで浮くようになります。
逃げ回る弱腰スタイルよりも圧倒的にその後の成長が見込めます。超攻撃的なスタイルのもっとも重要なメリットです。
超攻撃的スタイルのデメリット
・振り込み率が高い(?)
・飛び率が高い(?)
・ラス率が高い(?)
・それなりのトレーニングが必要になる
・周囲から変人扱いされるかもしれない
デメリットとしてはこんなところです。防御を完全におろそかにしてしまうことで、振り込み率は高くなります。
また負ける時は大きく負けるので飛び率やラス率も高くなる傾向にあります。
自分のスタイルとして確立されるまではそれなりにトレーニングが必要です。トータルで浮くようになるまではツライかもしれません。
周囲にいる大勢の弱腰集団から変人扱いされることもあるかもしれません。でも周囲の声は気にしないでほしいです。間違っているのは彼らのほうだからです。
参考記事→天鳳で100戦してみた結果
筆者がオンライン麻雀の天鳳で超攻撃的な麻雀で100戦した結果です。
上のほうで紹介したメリット「あがる回数が圧倒的に多くなる」は数字として出すことはできませんでしたが、他のメリットは結果として出すことができたと思います。
またデメリットのほうは意外にも良いほうへと大きくずれる結果となりました。
少なくとも弱腰スタイルよりは強くなれると言い切っても良いのではないかと思います。
結果としてずれてしまった項目には(?)をつけました。
おそらく、超攻撃麻雀を練習している段階、つまりまだ習得中の場合はだいたい項目と合うはずです。
えーと、要するに私自身はすでに超攻撃麻雀を自分のスタイルとしてある程度は確立できているということなんです。
だからこその結果なので、良いほうへずれるのは、まぁ・・・当然というか・・・なんか自分で書いてて恥ずかしいですが(^_^;)
弱腰スタイル
便宜上、弱腰スタイルとしましたが、立直に対して何でもベタオリしてしまうような打ち方を指します。また、ほとんどオリに近い回し打ちをするような打ち方も含みます。
弱腰スタイルのメリット
弱腰スタイルにはメリットなんてものはありません。もしメリットがあるとすれば「目先の点棒を守れる」ぐらいじゃないでしょうか?
あとは「みんなと同じだから変人扱いされにくくて安心できる」とかそういうことだと思います。
「振り込み率が低くなる」「ラス率が低くなる」というたぐいのことをメリットだと言いたい人もいるかもしれませんが、これはとてもじゃないけどメリットとしては認められません。
なぜならあがりや勝ちを放棄している結果と言えなくもないからです。
戦うために卓上に上がっているというのに勝負から逃げ回ってしまうのは、言わば本末転倒なんですよ。
弱腰スタイルのデメリット
・勝負に参加できていない
・あがり率が低い
・マイナスが増える
・勝てない
・大きく沈むことは少ないが大きく浮くこともない
・他人の動き次第で結果が左右されやすい
・振り込むことが怖い
・切る牌にクヨクヨ悩む
うーん・・・まだまだいっぱいありそうですね~・・・
思いつくままこうしてデメリットをあげてはきましたが、私にとってはこれらのことについて詳細を説明することは意味がないことです。
読む側にとってもこんなネガティブでどうでも良いような情報は必要ないのではないでしょうか?
ひとまずここまでにして詳細も書かずにおきます。
弱腰スタイルの致命的なデメリット
・上達しない
弱腰スタイルを完全否定する上で必要なデメリットはこの一つだけで十分です。
敵の攻撃から逃げ回る弱腰スタイルには先の道が無いんですよ。
戦うからこそ戦い方について学ぶことができるわけであって、その戦いから逃げ回ってしまうようでは、逃げ方が上達していくだけなんです。
戦い方を学ぶことにはなりませんから、弱腰スタイルでは麻雀の実力はまったく成長していかないのです。
あとがき
実はそれぞれのスタイルのメリットとデメリットを比較するつもりで書いてきたのですが、必要ないと思って書くのをやめました。
このページを真面目に読んでくれるような方は、自分の麻雀に疑問を持っているような人だと思います。
麻雀が強くなりたいのであれば、まずは攻撃についてしっかり学ばなくてはいけません。
攻撃、つまり手作りの肝となる手順のことなのですが、手順を理解しないと相手の手を読めないので防御もできないんです。
超攻撃的スタイル【アサルト麻雀】は攻撃について学ぶためのトレーニングです。
このスタイルでも極めればトータルでは浮くようになりますし、その勝ち方も大勝利が多くなるので単純に麻雀が楽しめると思います。
ただそのままだと猪武者ですので、バカ勝ちも多いけど大きく負けることもどうしても多くなります。
しかし、勝ったり負けたりの繰り返しで結局は浮くし、なんと言っても「痛い目をたくさん味わう」ことが出来るということです。
これが良い経験として後々ボディブローのように効いてきて読みについての学びにもつながります。
弱腰スタイルで逃げ回っていれば、大きい怪我はすくなくなるでしょうけれども、まず大勝利は見込めないでしょうからトータルで浮くこともないです。
言わばジワジワと弱っていくだけでメリットと言えるようなものが皆無なんです。
経験することを拒んでいるだけですから、そりゃあ成長も何もそんなのまったくないですよ。
でもそうやってどんどん弱くなっていく人が大勢いるのが、今の麻雀業界の現状です。
あなたがそれに染まらないことを祈ります。
記事をお読み頂きありがとうございました。