他家1人(気になる人、マークしたい人)の捨て牌を見て役を予想します。そのうえでどのへんを持っていない、持っているかを予想します。
捨て牌を見て最初のほうに捨てられるのはまったく関係のない不要牌です。
普通は老頭牌や字牌から切られていきますが、それをタンピン系の捨て牌と見ておきます。
そうでない場合の捨て牌は対子系、チャンタ系、色系などということになります。
それらを意識しつつ切られていく牌を見ていくことで、持っていない部分、持っている部分というのがなんとなく見えてきます。
でもこの段階ではあくまでも練習です。
とにかく予想するということをしていき、それを習慣化しましょう。
誰か気になる人1人だけでOKです。ツモ切りか手出しかも見ておくとベターですが、あまり無理しなくてもいいですよ^^
余裕があったらで十分です。
具体例1
東1局西家のリーチです。捨て牌は以下の通り。ドラは5です。
北白中發⑥八
2南3一 リーチ
10枚のうち数牌が5枚しか出ていないので待ちを絞るのは難しいですが、典型的なタンピン系の捨て牌ですね。
数牌の切られた順番からどのへんを持っているのか予想していきましょう。
・⑥を切ったのはその周辺を持っていないだろうことが予想されます。つまり筒子は下の方を持っている。
・八が⑥よりもあとから出てくるのは八のあたりを持っているということになります。持っていないなら外側の八から出てくるはずだからです。つまり萬子の上のほうを持っている。
・ドラが5なので2はドラスジですね。持っているのが索子の上であるならば、この2は⑥や八よりも先に出てくるはずです。離れているし2はドラとつながらないですから。なので切った理由は、その周辺が整理されたのではないかと予想されます。
・245と持っている状態から2切り、24と持っていたところに5を引いて2切り。でもさらに3が切られている。
・・・ということは、よくわかりませんw でもそのあたりを持っているのは間違いないです。
つまり、これでおおよそ3面子の位置を予想できたわけです。残りは1つですが、一切りリーチがその答えですね。つまり萬子の下にもう1つです。
筒子の下、萬子の下と上、索子のドラのあたり下寄り。そして字牌は持っていないだろうということ。下のほうに各色で3つなので三色の可能性もある。
実際の手牌はこうでした。
三五七八九①①②③④345
たまたまなんとなく当たっていたようですが、これほど当たることは珍しいです。
あくまでも予想をすることが重要なので、ハズレてもかまわないんですよ(^_^;)
上記までの予想は、あくまでも一つの解釈であって正解とは限らないのです。また安定するわけでもありません。
日が違えば私は別の予想をしたかもしれませんのでね。
具体例2
もういっちょいきましょう
東2局西家のリーチです。捨て牌は以下の通り。ドラは2です。
⑨二1南九③
七發①⑨ リーチ
二が切られていることを見逃せば典型的なタンピン系の捨て牌ですね。
・二が切られたのは五を持っていると見ます。スジで牌を持つことを嫌うからです。つまり萬子は真ん中に1つ。
・索子はドラが2なのに1が早く切られているのでその段階で形が整っていそうです。位置はわかりませんが最低でも1面子ありますね。
・③と七はその周辺を整理したと見ます。つまりその周辺で1面子。筒子の下で1面子、萬子は五七に四を引いて七切りかな?いずれにしろ五のあたりで1面子。
これで3面子で、残りは⑨切りリーチで筒子の上。さっきの例とちょっと似た予想になりましたね。
萬子の真ん中、索子のどこか、筒子の下と上、字牌の出が遅いので持っている可能性もあるけど、おそらくは対子だろうということ。
色やチャンタは見えない。対子系はなくもないけど考えにくい。本筋はやっぱりタンピン系。
実際の手牌はこうでした。
五五②③④⑥⑦⑧34678
五が対子でしたか(^_^;) なるほどね。
索子のヒントが1しかないですが、ドラの色なのでそのへんも意識して予想したほうがいいです。こんな感じで予想をする習慣をつけましょう。
ハズレてもかまいません。
とにかく予想して可能であれば予想の結果を確認する。これをひたすら繰り返すことで「読みの土台」が積み上がっていきますよ^^
しつこいようですが「千里の道も・・・」なのです。
タンピン系の捨て牌を読むのは基本です。また、まるで有る種の病気のようにタンピン系を目指す人が多いのでその機会も多いでしょう。
切られた牌から意味を見出し、どんな形から切り出されたのか?どんな理由で切られたのか?いっぱい予想してみてくださいね^^
これもしつこいですが、ハズレてもいいんです。
最初から当たるわけないですし、まだ他の要素もあるのでこの段階では当たり外れはあまり気にしないでください。
【麻雀】役読み表
捨て牌から役を読むのに役立つ情報を表にまとめましたので、これも参考にしてください。
この表の詳しい活用方法はこちらの記事で書いています。
基本的には欲しくない牌が先に捨てられ、欲しい牌が後になります。河を見てその特徴に気付くことができれば、役を見極められるきっかけになります。
次の記事はこちらです→読みの練習方法(続きの③と④)