この記事では麻雀の手作りにおける基本的な考え方やコツについて書いていきます。
結論を先に言ってしまいますと、手作りの基本は牌効率と手役を意識することになるのですが、コツとしてはそれらのバランスを取りつつ手を進めるということになります。
順を追って説明していきましょう^^
麻雀の手作りの基本とコツ
「麻雀の手作りの基本って何だろう?」
そう考えてみてはじめて気付いたのですが、実はよくわからなかったんですよ(^_^;)
感覚的に手作りしているので、言語化しようとしても「あれ?」って感じになってしまったわけです。
で、自分の中であらためて整理してみましたところ、牌効率と手役を意識することが手作りの基本的な土台の部分だということになりました。
そして手作りのコツは、その2つのバランスを取るということになります。
手作りの基本→牌効率、手役を意識(手役重視※)
手作りのコツ→双方のバランスを取る
牌効率だけではダメだし、手役重視だけでもダメ。麻雀には様々な状況がありとても複雑なものですが、それらに合わせてバランスを取る必要があります。
麻雀の手作りの種類について
最近は手作りをろくにしない(というかできない)方も多いように見受けられます。
あまり何も考えずに摸打を繰り返してあがった振り込んだ、勝った負けた、では麻雀の面白さは半減どころか激減です(TдT)
この何も考えずに手を進める打ち方は「手なり」と言いまして、あまり手役などは意識せずに牌効率重視でテンパイを目指していく感じになります。
麻雀初心者の方は自然とそうなりますし、別に悪いことではありませんのでご心配なく(^_^;)
しかしながら、手作りを上手にできるようになるためには、それだけではダメなんです。
手役を狙って手を進める打ち方「決め打ち」が必要になります。
手なりと決め打ち
手なり→手役などは軽視して牌効率に従ってテンパイを目指していく打ち方。
決め打ち→手役を重視して時に牌効率を軽視することもある打ち方。
上記は私個人のざっくりとしたイメージであり、一般的な考え方とはすこし異なるかもしれませんが、あんまり気にしないでください。
これらの打ち方は両極端な手法であって、どちらか一方だけやっていれば強いというわけでもありません。でもどちらかというと「決め打ち」のほうが重要で、「手なり」っていうのはとにかく速度重視の時ぐらいしか必要ないかなと私は考えています。
先ほどの文言にそれぞれ付け加えるとこうなります。
手なり→手役などは軽視して牌効率に従ってテンパイを目指していく打ち方。速度効率重視。
決め打ち→手役を重視して時に牌効率を軽視することもある打ち方。打点重視。
これらを恋愛でたとえたニュアンスとしては、「手なり」は「とにかく誰でもいいから手っ取り早く付き合いたい」という感じであり、「決め打ち」は「すこし困難があってもいい女と付き合いたい」という感じ。
恋愛じゃなくて食べ物だったら、「手なり」→「何でもいいから早く食べたい」で、「決め打ち」→「手間暇かけて美味しいものを食べよう」という感じなので、どうしても前者にはこういう印象がつきまといます。
「あわてる乞食はもらいが少ない」「焦ってる」「手当り次第」などのあまり聞こえの良くないネガティブなものですね。
状況によっては「手なり」でも良いのですが、その状況は限られています。オーラスであがりトップだとか、ツキまくってる人が大暴れしている時にサッとあがって転ばせるとか、そういう時にやるのが有効な利用法です。
じゃ、「決め打ち」はというと、良く言えば「どっしりと構える」「準備万端ととのえてじっくり」などですが、悪く言うと「鈍重」「高望み」「取らぬ狸の皮算用」などのネガティブな文言が思い浮かびます。
麻雀は誰かがあがったらその局はそこで終わりですので、速度というのはたしかに重要な要素です。「手なり」と「決め打ち」を比べたら前者のほうが早いので、手なりのほうが大事・・・という考えをしてしまう人も多いと言えます。
しかしながら、視野を広げて効率や打点を考慮して見ると、やはり決め打ちのほうが大事なんですよ。
ここではそれについてあまり深堀りしませんが、一言で言えば「手なり」はあんまり怖くないってことです。
※決め打ちについてはこちらの記事で詳しく書いておりますのでよかったらお読みください。
※手なりについてはそれを詳しく説明する記事がいまのところはまだありません。というか、精度の差はあれ初心者の方でも自然とやっている打ち方です。手なりは牌効率を重視する打ち方ということになりますので、代わりにこちらの記事が参考になるかと思います。
決め打ちするためには役についての知識を完璧にする必要がありますが、それぞれの役の材料についてキッチリ把握することも必須となります。
配牌をもらった時にどの役の材料がどれだけあるのかを見極め、それら役の可能性を残しつつ同時に牌効率を考慮し、見切るべきところは見切って進めていくのが上手な手作りと言えるでしょう。
手作りのコツ 手なりと決め打ちのバランス
決め打ちと手なりのバランスを取ることが手作りのコツと書いてきましたが、現在の私は基本的に決め打ちしかしません。
手なりで打つのは、その決め打ちができない状況だけなのですが、これちょっと説明が難しいですね(^_^;)
この記事のテーマとも離れてしまいますので、詳しくまとめるのは機会をあらためて別にまとめようと思います。
ですので手作りのコツをニュアンスとして書いておきましょう。
手役を狙って決め打ちというのを基本姿勢として、手なりは状況に応じて使い分けます。
手なりは誰でもできる打ち方ですので、これだけだと勝敗はその日のツキ次第ということになっていきます。だから決め打ちによって大きく、または幅広く狙い打点や速度をその時の状況に合わせたものに寄せていく感じです。
この時、強引に決め打ちをしようとすると狭く固くなりがちですので、手なりで無理のないところを落とし所として落ち着かせようとする・・・と、まぁ結局はバランス感覚が大事なのかなと。
で、どれぐらいのバランスが良いのかっていうのは、人それぞれ自分で考えたほうがよろしいでしょう。
私自身はすこし強引なところがあって、それがうまくハマった時が一番楽しいので、そのバランスが強いか弱いかっていうのは別にして、その打ち方を今後もやっていきます。
それで勝ったならそれで良し、負けたならその時はまた考えてみる。その繰り返しで自分のバランスというのを整えていく感じです。
他人から教えてもらえる部分というのはあるでしょうけれども、それはその他人様のつちかってきた上でのバランスであって、それが自分自身にも有効なのかどうかはまた話が別なんじゃないかと私は思います。
なぜならば、人それぞれ求めているものが異なるからです。求めているものによって、「何が欲しいのか?」というものは人それぞれでまた変わります。
だからこれをまとめようとすると、これが欲しいならこう切るけど、こうしたい場合は別の牌を切る、って感じになります。
私と他の方では欲しいものは違うので、こういう言い方しかできないんです。
「わたしならこう切る」
で、それを他の人が同じようにやってうまくいくかとなると、それはまた話が別なんですよ。引き寄せたいものがそもそも違うわけですからね。
結局のところ、自分で答えを見つけていくしかないと思います。
あとがき
この記事では具体的な例をあげて説明していないので、抽象的な話ばかりになってしまいましたが、具体例を一つや二つあげたとしても数がまったく足りないです。
それに、私が書けるのは私個人のバランスであって、それが一般的なレベルにおいて強いかどうかは正直よくわかりません。
となると、それを書いて「こうするのが良いのだ!」などと軽々しく言えるものではなくてですね・・・(^_^;)
書くつもりではじめてはみたんだけど、後からそれに気づいて書けなくなってしまったという感じなんですね。
一応、手作りに関してのことはひとまずここまでです。
記事をお読みいただきありがとうございました。