『二盃口』の名のとおり、一盃口が2つ揃った形です。
本記事では二盃口について徹底的にまとめます。
二盃口のあがり例、個人的な雑感、メリットとデメリット、狙う目安、などについて書いています。
二盃口のあがり例
門前で一盃口を2つ揃えると成立する3翻役です。
・二盃口は必ず七対子ともとれる形になります。
・③だと二盃口になりません。平和、一盃口ですね。
・二盃口、純全帯么九で跳満ですね。
二盃口について雑感
二盃口はめったに見られない役ですが、対子手と順子手のちょうど中間点に位置します。
あがりは必ず七対子とも受け取れる形になります。
でも役の成立条件は、同一順子2つの組み合わせである「一盃口」を2つ作ることですので、厳密に言えば順子手ということになります。
場の流れが順子場から対子場へ(またはその逆へ)と進むちょうどよい感じの混合場で、あがれるチャンスがあります。
逆の言い方をすると、完全な対子場、または完全な順子場ではあがれないというある意味で不思議な役と言えます。
二盃口のメリットとデメリット
二盃口のメリットはその破壊力にあります。
単体でも3翻あり、門前でしか成立しない役なので、立直をかけることができます。
立直をかければ満貫が確定し、裏ドラがのる時は必ず2枚のりますので跳満の可能性があるわけです。
さらに様々な役と複合可能な役ですので、打点が高くなりやすいです。
二盃口のデメリットは、鳴くことができない門前役ですので、柔軟性、スピードに難があるということです。
二盃口を狙う目安
二盃口は配牌の時点で狙うことを考えるようなケースはかなり稀だと思います。
配牌よりもツモの流れで「二盃口いけそうだな」という判断をするような感じです。
それでもちょっと無理して目安を考えてみると・・・
・一盃口に2枚足りない形が2つある。④④⑤⑥ とか 五六六七 とか 6688 とかの形です。
・一盃口、または一盃口に1枚足りない形が1つある。
うーん・・・(^_^;) かなり強引に設定してはみましたが難しいですね。やっぱり配牌の時点で目安をどうこう言えるタイプの役ではないと思います。
よっぽど形が出来上がっている場合なら話は別ですが、最低限の形というのは考えなくても良いと思います。
ツモの流れから判断するほうが良いでしょう。