ここでは1牌の変化するパターンを説明しております。パターンごとに成長のルートの数に差があり、ルートの本数が多いほど牌効率が良い牌ということになります。
牌の変化は字牌と数牌に分けられ、数牌はさらに3つのパターンに分けられます。
以下の順番で「変化の可能性が広い→牌効率の良い牌」ということになります。
「3~7の牌」
「2と8の牌」
「老頭牌」
「字牌」
この基本さえ理解できていれば、効率の良い形を残せますので、自然と聴牌しやすくなります。もちろんあがりやすくもなるでしょう。
(まだ初心者の方はひとまずこれだけでも大丈夫です。この先を読むのはもっと詳しく知りたくなってからでもOKだと思います。)
それぞれの変化パターンごとに特徴や差がありますので、まずはそれを見ていきましょう。
っと、その前に縦と横について知らない方もいらっしゃるかもしれないので、簡単に説明しておきます。
縦と横の変化とは?
牌の形が変化していく方向には2つの方向があり、同じ牌が重なるのを縦、そして隣の牌の方向を横と表現します。
言い方を変えると、対子や刻子へと伸びる変化を縦、そして順子へと伸びる変化が横ということになります。
字牌の変化
字牌は重ねることでしか使えないので、変化の方向は縦の1方向です。図のように、同じ字牌が1枚ずつ増えることで変化していきます。
同じ牌は4枚ですので、自分が1枚持っていたら残りは3枚です。2枚持っていたら残りは2枚。
字牌の場合は「残り何枚か?」というのがそのまま受け入れ枚数(※後述)ということになります。
数牌の変化
同じ牌を重ねる縦への変化の他に、横への変化もあるので、数牌はとても便利な牌だと言えます。
しかしながら、便利だからこそ誰もが欲しがる牌ということにもなりますので、あがり牌(待ち牌、当り牌)になりやすい牌とも言えます。
数牌とは逆に字牌はあがり牌になりにくいので、扱い方次第では非常に便利な牌です。もっとはっきり言うと数牌よりも字牌を大事にしたほうが必ず強くなっていけます。
※参考記事
数牌の成長可能性(ルート)を考える
ここからは数牌の変化の例をあげて説明していきます。
数牌の変化のパターンを大きく分けると、老頭牌、2と8、3~7の3パターンがあります。
それぞれのパターンごとに例を図にしてみました。
老頭牌の変化例
まずは3つに分岐し、その後さらに3つのルートに分かれますが、6つの形が考えられます。
「2と8」の変化例
4つに分岐したのち3分岐で9つの形。
「3~7」の変化例
図を見比べてみてわかったと思いますが、変化する形がもっとも多いのは「3~7の牌」です。
次が「2と8の牌」でその次は「老頭牌」、そして「字牌」となります。
変化の分岐が多いほど効率の良い牌ということになります。
もっと詳しく知りたい場合はこちらの記事をどうぞ。