某麻雀ゲームの某場所に麻雀のクイズみたいなものがあって、ちょこっとのぞいてみたんですが・・・
唖然としてしまいました
明らかな間違いが明記されていたからです
大雑把に言うと、オーラスで立直がかかってトップ目の自分も聴牌、どうする?みたいな問題でした。
役は役牌の暗刻がすでにあり、待ちは両面待ちなので行くなら何も問題なし。捨て牌などの情報はいっさい無し。
それなら選択肢はもう2つしか残っていないと言えます。立直かダマかというだけのことで同じ牌を切って聴牌にとるのは同じです。
この問題、競技麻雀とかだとダマを正解にするんでしょうけど、私ならリーチ一択です。
「いざ勝負~!めくり合い上等だコラ!」ってなところですね。
下手にダマにすると危なそうな牌が来るたびに迷いが出ちゃうでしょ?
別に負けたっていいんですよ。
そんなことより、心が揺れてしまう原因を残すほうが嫌なんです。
戦った結果として負けたんなら問題なし。もちろん勝てば上々ですけどね。
まぁ、とりあえずクイズの答えはダマにしてみましたが・・・
不正解。正解はなんと役牌の暗刻を切ってベタオリ・・・
はぁ? なんじゃそりゃ? あがりトップでおりてどうすんの?
このクイズ、その某ゲームで遊んでる初心者さんとかに向けたものらしくて、そこそこ目立つとこに置いてあるんです。
初心者さんがこれを読んだら勘違いしますわな。
麻雀は点棒を守るゲームじゃありませんよ?
オーラスあがりトップならほぼ100%いく
オーラスであがりトップの状況で聴牌ってことは、東1局から南4局までやってきたことがあと一歩で実るかどうかという場面です。
つまりトップを取れるかどうかという位置にいます。
点棒だけで判断するなら、トップ目はトップにもっとも近い位置にいることになるし、あがりトップなら同様です。
ベタオリなんて選択肢は絶対にありえません。
「敵からリーチがかかった?そんなもん知るか、まっすぐいったれ!」
てぐらいで問題ないと言えます。
聴牌したんなら手変わりを見つつあとはもう押すだけです。
最終型でリーチできるならリーチしちゃいます。そうすれば迷いがなくなるし気合も入ります。
あと一歩でトップになれる道があるのに、他の道を選ぶ理由なんてありません。
ベタオリして決着を他人任せにするなんてもっての外ですからね。
オーラスあがりトップでおりる意味は無い
オーラスなんですよ?
トップを狙える位置にいる人はみんなトップになる手作りをするんだからおりる意味なんて無いです。
おりたら誰かがあなたをトップにしてくれるようなあがり方をしてくれますか?
流局したらどうするんですか?ノーテン罰符を払って次の局に期待するんですか?
よくわかってないような初心者さんがいる場合は、順位に関係ないようなあがりをしてくれることもあるかもしれませんが、そんなものに期待するのは間違いです。
自力でトップをとれる道があるなら、そこに全力をそそぎこむだけなんですよ。
自力でトップを取りに行く 負けたらその時はその時
自力でトップをとりに行ってそれで負けたんなら仕方がありません。
東1局からオーラスまでのどこかに努力が足りなかったのかもしれないし、何かミスがあったのかもしれない、または、単純に相手のほうが上手だったということでいいでしょう。
麻雀で行くか行かないかで判断が難しい局面はあるけど、これほどわかりやすい「行くしかない」という局面も他にないんじゃないと思います。
だってあと一歩なんですよ?マラソンならラスト一周ってところですよ。
スパートをかける以外に他に何があるんです?
負けたらその時はその時ってことでいいんですよ。
だいたいおりたからって何一つ有利になんてなりませんからね。
「スパートかけてゴールと逆に走ってどうすんの?」
って話です。
強い人はみんな最後まで諦めない
2着取り、3着取り、ラス回避のためにあがってくれるようなヌルい面子ばかりと打ってるからベタオリするなんて発想になるんじゃないですかね?
強い人は可能性がある限り最後までトップを狙います。
トップが不可能になったら役満を狙ってせめて一矢むくいて浮くことを考えるし、ましてやトップ目を楽にさせるような中途半端なあがりはしません。
トップを狙える位置にいるなら、自分がトップになる道を目指して手作りする。
このレベルの人達は、自分がトップにならないあがりなんてそうはしてくれないんですよ。
だからこそこういう面子との対戦は面白いんですけどね(^_^;)
例外的におりるかもしれない可能性
「ほぼ100%」というのは、たとえば明らかな役満が見えたとかそういう場合だけ例外的に極まれにいかないこともあるかもしれないというだけです。
私なら役満が見えてもたぶん行ってしまいます。
もし振ったら振ったで仕方がないでしょう。
「お見事・・・ぐはっ・・・」ってなもんです。
ダブル役満が見えたらさすがにおりるかもしれませんけどね(え?)
あとがき
最近の一般的な麻雀を見ていると難しく考えすぎてる人が多い印象です。
失敗を恐れて成功のチャンスを失うようでは本末転倒なのですが、おそらくそのことに気付いてはいないでしょう。
失敗するのが怖いというのが先にあり、成功した時の喜びを忘れているように見えます。
信じるものは救われる
などという怪しい言葉もありますが、それを信じる信じないは別にして、自ら成功の道を捨てるようでは結局は損しかしませんよ。
怖くても試してみることをおすすめします。
記事をお読み頂きありがとうございました。