順手と逆手の話※の中で「ドツボ」という言葉を何度か使っているんだけれども、この最悪とも言えるドツボな状態になってしまうことは、ちゃんと気をつけていれば100%防ぐことが可能になる。
なぜなら、「ツイていない」だけでドツボになるわけではないからです。
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みっともない結果であるこのドツボは、
「逆手」 + 「ツイていない」 の2つが組み合わさってはじめて発生する。ということは、順手だけやっていれば絶対にドツボにはならないということが言える。
説明していきましょう。
ドツボになるケース、ならないケース
例の記事の中では「後付けしたのち片あがりのテンパイ形になって、あがれないほうをツモってしまった状態」をドツボとして紹介していますので、まずは後付けの場合のパターンを例として見てみましょう。
【後付けの起点と分岐ルート】
後付けをするために鳴く→役のつく牌が自分のところへ来る → 問題無し
見えない スペース→役のつく牌が自分のところへ来ない →下段へ※
※上段から→片あがりのテンパイになる→あがれるほうが出る、またはツモる→問題無し
見えない スペース→あがれないほうが出る→フリテン状態で1巡(悪い)
見えない スペース→あがれないほうをツモる→ドツボ(最悪)
細かく分けるともっと分岐があるのですが、これで十分でしょう。
運良く「問題無し」へとたどり着ければ文字通り問題ありません。でも運が悪ければ「悪い」または「最悪」であるドツボな状態になりみっともない結果となるわけです(^_^;)
そもそも逆手である後付けをしなければ、このパターンの分岐ルートへは乗らずに済みます。
「後付をするために鳴く」がこのルートの起点になっているからです。
後付けをしないような人は、後で大きな問題(ルート上の悪い結果、最悪な結果)となってしまいかねない可能性を、「後付けをしない」という姿勢を保つことによって 0%にしている、とも言えます。
言い方を変えれば、先に問題を片付けているということにもなる。
このへんは駐車場の話※のほうがわかりやすいかと思います。
※参考記事
もう一つの例として、今度は「不用意なカン」の起点と分岐ルートを見てみましょう。
この「不用意なカン」については、まだ逆手と説明してはいないのですが、まだテンパイが遠いのに不用意にカンをしてしまう※ことが逆手となります。
※参考記事
【不用意なカンの起点と分岐ルート】
不用意なカンをする→テンパイする→問題無し?
見えない スペース→テンパイしない→流局する→問題なし
見えない スペース→他家があがる→余計にドラがのる→ドツボ(最悪)
見えない スペース→のらない→問題なし
このルートももっと細かく分けると他にも分岐が存在しますが、重要なのは自分があがれるのか(最低でもテンパイするか)、他家にあがられてしまった場合にカンドラ、カン裏がのるかどうかの部分です。ツモった嶺上牌が役に立つかどうかなどの要素もありますが、ここでは省略しています。
カンの場合は、とてもうまくハマった場合には大成功となるケースも存在しますので、その判断は熟練者であっても難しいものです。
でもそれなりに強い人はテンパイがまだ遠いならカンなんてまずしません。
リスクのほうが大きいことと、ドツボの状態になることを恥だと考えているからです。まぁ、軽い気持ちで打ってるような時は遊びでやることもあるかもしれませんけどね(^_^;)
これも後付けの場合と同じで、起点となる「不用意なカンをする」をしなければその後のルートも存在しません。厄介な問題※を先に片付けていることにもなります。
※この場合は、「不用意なカンをして悪い結果、最悪な結果を引き起こす」という一連の流れそのものがその問題ということになります。運が良ければ「問題なし」で済むのですけどね。
あとがき
まとまっていませんが、ひとまずここで切り上げます。
重要なことについてはだいたい書いたし、わかる人にはこれで十分でしょう。
さらに書こうとすると・・・どうしても攻撃的になってしまいそうで・・・(^_^;)
他人を傷つけるような内容の文章は、なるべくならあんまり書きたくないんだよね。
まぁ・・・過去の記事にはすでにいっぱい存在しているだろうけどさ。
誰かを傷つけることは今の私の目的ではない。
エグる必要があればこれからも容赦なくエグるとして・・・(コラ)
「こうすると良くなるかもよ」とか「こう考えると気づきがあったり、理解が進むかもよ」みたいなことを書いていきたいんだ。
なるべくならね(-_-;)
記事をお読みいただきありがとうございました。
・・・っと、まとまらなかった部分をおまけとしてちょっとだけ置いておきます。
おまけ
それぞれの分岐において、起点の反対側には別のルート(順手)が存在している。
この記事内の2つの例の場合は、
「後付をするための牌を鳴かない」
「不用意なカンをしない」
この後のルートには、少なくとも自分自身で引き起こすドツボは存在しない。
焦って自爆、欲張って自爆ってことにはならないルートが広がっている。
みっともない結果というのは、「自爆」にもう一つ「焦って」「欲張って」「うかつに行動して」などが加わること。単体の「自爆」だけならツイてなくてしょうがない場合もある。
焦り、欲張り、うかつ、などがあっても、運が良ければ「問題無し」になることもあるけど、結果の部分はどうしたって良い、悪い、その間、といくつかにバラけるわけだし、みっともない結果につながるような起点を最初から踏まなければ、そもそもドツボにはならない。