他家の無責任な打牌を見ると「おい、何やってんだ!」と思ってしまうことが、以前はとても多かった。
でも最近はそれが薄くなってきている(-_-;)
髪の毛の話じゃないぞ(謎)
無責任な打牌をする人は、まだ色々とわかっていないことがある発展途上な打ち手だということに、あらためて気付いたからだ。
彼らはこれから様々な気付きや学びを受けて成長するかもしれないし、そのまま変わらないかもしれない。
いずれにしろ自分にとっては関係が無いから、イライラしてもしょうがないんだ。
イライラすることが減ったことで、それが原因となって崩れる※というのが減ってきたように感じる。
「無責任な打牌」に対して免疫がついたというかなんというか・・・。
怒りや呆れの感情よりも、「かわいそうに」とか「まだまだこれからの打ち手だなー」というのが先に出るようになったんだ。
※無責任な打牌をした人に敵意を向けたり侮ったりして、足元をすくわれるとかカウンターを食らうとか、ツキが消し飛んでどこかへいってしまうケースがよくある。
「無責任な打牌」と言ってもその説明はとても難しい。
わかりやすいのはあるにはあるんだが・・・一方向から見ただけでは、必ずしも「それは無責任」と決めつけるわけにもいかないこともある。
たとえば第一打にドラを切るのは、もう無責任と言ってしまってもいいが、例外がまったく無いわけではない。
ドラを切ることで満貫以上の手広いイーシャンテンになるとか、染め手がほぼ見えていてドラは邪魔だとか、そういう時はある程度は仕方がないし、鳴かれなかった場合も特に問題が発生するわけでもないからね。
でも後者はただの結果論だから、鳴かれてしまい大惨事につながることもありうる部分。
無責任な打牌→大惨事
無責任な打牌→特に悪い影響無し
上はダメで下はOKってことではないってこと。無責任な打牌の時点でもうアウトなんですよ。一定以上のレベルの打ち手ならそう考えているはず。
初心者の方がやってしまうのは「無責任な打牌のヤバさ」をまだわかっていないのだから仕方がない。
何がヤバイのかっていうと、たった一回の無責任な打牌により、勝負がほぼ決まってしまいかねないというのがある。
わかりやすいのは役満だね。
大三元が見えているのに三元牌を捨てるとかがそう。
發、中と鳴いている人がいるのに白を切って、
鳴かれた→ダメ
鳴かれなかった→OK
こんなふうに結果論で判断してもしょうがないでしょ。白を切った時点でもうアウト、つまり「無責任な打牌」なんですよ(^_^;)
もっと言うと、白待ちでもないのにリーチしてしまうのもアウトです。白をツモってきたら切るしかないからね。
役満は一撃の破壊力がすさまじいからわかりやすいんだけど、ダブ東やドラでも勝負がほぼ決まってしまうケースはある。
東発の1巡目に不用意に捨てられたダブ東を親が鳴いて、ダブ東ドラ2の4000オール。そのままその人があがりまくって試合終了なんてケースがそれにあたる。
重要なのは点棒じゃなくて、与えてしまうツキの量なんだ。
「無責任な打牌」は「甘い(ぬるい)打牌」と言い換えてもいい。
勝負がほぼ決まってしまいかねない牌を切るのは甘い。うかつ。
責任うんぬんがわからなくてもしょうがないけど、うかつなことをしていることがわからないのは未熟だよね。
こういうことに目をそむけている人も多いみたいだけど、結果論で判断することを辞めればいくらかマシになると思うよ。
本当に麻雀が強くなりたいのであれば、結果ではなく経過の時点で判断できるようになったほうがいい。