麻雀には前に出てはいけない時というのがあるが、その判断はなかなか難しい。
はっきりわかる時はいいんだ。
たとえば、満貫以上の手に2回以上連続で振り込んだとか、あがり点は関係なく3回以上連続で振り込んだとかね。
悪い結果に結びつくのが目に見えてはっきりと出た場合。こんな時はあがりを目指すのをいったん止める。
アホみたいに力を抜いて麻雀とは関係ないことを考えながら作業的にベタオリしていく。最初からベタオリするつもりで安全牌を溜め込んでおいたりするんだ。
そして、へたに読まないほうがいい。
読んだから連続で当たってんだろうしさ。いっさい読まなくていいんだよ。むしろ危ないと思う牌が大通しだったりすることも多い。
で、しばらく(目安として2~3局)おとなしくしておいて、ツモがいい感じになってきたら再チャレンジだ。
これをしないままいつもの調子であがりを目指していくと・・・たいていトビます。トビ無しルールならダブル箱まで落ちることもよく見かけます。
最悪な流れですが、回避方法があるのだから、結果まで最悪なものになる前にそれを試みたほうがよろしいかと思いますね。
試合も壊れちゃうから、同卓者の誰かに迷惑をかけることになるかもしれない。
上記までは、あくまでも自分がツイていないことが「わかりやすい場合」です。
これよりも恐ろしいのは、「わかりにくい場合」だ。
なんとなくあがれそうなのにまったくあがれず、まるで毒におかされているかのように点棒はジワジワと減っていくとか、あがれるんだけど大きく振り込むようにもなっていて沈んでいくとかね。
この状態に、跳満以上の手に振り込んでからそうなってしまった、というならむしろ「わかりやすい」ほうで・・・
いきなりなってしまうこともよくある。おそらく、何らかの大きなミスをやらかしたけど、悪い結果としては表に出なかったことで、ステルスというか・・・なんの前触れも予兆もなく状態がただ悪化したみたいな。
まぁ、開局時からこうなっていることもたまにあるけどね(-_-;)
どっちにしろこんな時はあがりは目指さない。
目指していくと放銃やら親かぶりやら、そうでなくても有効牌(やドラ)を他家に鳴かせたり、有効牌(やドラ)を喰いながしたりする形になっていたりする。
あがりを目指すことで他家を助けてしまうことになりやすいんだ。
目に見える形ならまだいいが、見えにくい場合の判断は難しいよ。
ツキとか流れとかを意識していない人は、こういうのいっさいやらないから、まさにズタボロになるまで落ちてしまうことも多い。
ま、勉強代みたいなもんなんだろうけどさ。
勉強しない人は損をするだけだわな。しかもずっとだ。
怖いよね。
ところで、Mリーグに元とはいえ雀鬼流の方がまぎれこんだわけだが、ルールはそのままで大丈夫なのか?
トビありに変更しないと・・・って今さら無理だよな(-_-;)
下北で遊ばせてもらっていた頃、トビありのルールで良かったと何度も思ったものだ。
流れにのったとある選抜選手の容赦ない連続ツモあがりで、ツモが完全におっちんだことがある。何もできなくなって誰かが飛ぶまで耐えるしかなかったからね。
例の棋士さんにそれほどの力量があるのかどうかわからないけど、すくなくとも雀鬼のイズムを引き継いでいるのは確かだろう。
ヤバイと思うけどなぁ・・・。
止められるような打ち手がいない場合に、エンドレス状態になったらどうなることやら・・・打ち切りとかの決めはどうなってんのかな。
会場は自前なのか借りてるのか知らないけど、使用できる時間に限度はあるだろう。
事件クラスに発展して令和のテロリストと呼ばれるようになったりして。
もうすでに黒船とは呼ばれているわけだし・・・。
うーん、あれ?
むしろそうなるのを想像するとワクワクしてくるな(^_^;)
悪い予感ということもないのか。