前々回の記事で連荘(レンチャン)とか1本場とかについて触れましたが覚えていますか?
親があがると連荘し、子があがると局が移るということでした。
それから、連荘すると局はそのままで1本場、さらに連荘すると2本場となるということでした。
ここでは誰もあがれなかった時について説明します。
「流局」とルールによる違い
親か子があがれば前に説明した通りでいいのですが、麻雀では誰もあがれないまま終わってしまうこともあります。これを「流局」と言います。
流局した場合は、聴牌(あと1枚であがれる状態)している人が聴牌していなかった人から点棒をもらえます。これを「ノーテン※罰符」と言います。
※聴牌していない状態を「ノーテン」と言う。
また、流局した時に局や親の移行がどうなるかは、その場のルールによって異なるので、それぞれを解説していきます。
あがり連荘
ここでは「あがり連荘」というルールを説明させていただきます。
「あがり連荘」というのは、親があがった場合だけ連荘します。それ以外は親が次の人へと移ります。
このルールでは流局すると親は流れて局も移ります。この時、本場も増えます。
たとえば東一局で流局した場合、次は東二局1本場になります。これを「流れ1本場」などとも言います。
聴牌連荘
ここでは「聴牌連荘」というルールを説明させていただきます。
「聴牌連荘」というのは、親があがったら連荘というのは「あがり連荘」と同じで、流局した時の処理が異なります。
このルールでは流局しても親が聴牌していた場合は連荘となります。親が聴牌していなかった場合は親は流れて本場も増えます。
その他のルール
流局時の取り決めは、基本的には上の2つのルールのどちらかが採用されていますが、他のローカルルールもあります。
たとえば「聴牌連荘」の亜種とも言えるルールでは、東場は親がノーテンで流れますが、南場はノーテンでも連荘という「南場は流れない」というルールがあります。
また、どこかの地方では「子があがらない限り連荘」というローカルルールもあるみたいです。
フリー雀荘などでは場を早く回したほうがゲーム代を稼げるので、「あがり連荘」を採用しているお店が多いはずですが、取り決めについては対局前に確認しておいたほうが良いでしょう。
復習クイズ
[問題1]
誰もあがれなかった状況のことを何と言う?
終局 流局 終了 ノーサイド
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[回答]
流局
[問題2]
あがり連荘ルールでは、親が聴牌していれば連荘する。○か☓か
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[回答]
☓
[問題3]
聴牌連荘ルールでは、親が聴牌していれば連荘する。○か☓か
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[回答]
○
[問題4]
あがり連荘のルールで東一局は誰もあがれず流局しました。次の局は次のうちどれ?
東一局1本場 東二局1本場 東二局 東郵便局
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[回答]
東二局1本場
[問題5]
流局した時に聴牌していた人は、聴牌していなかった人から点棒をもらえる。○か☓か
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[回答]
○
お疲れ様でした。次の記事はこちらです。
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