結果からほんのり見えるツキ

ツキや流れを意識していると、様々なものからツキをはかるようになってくる。

試合終了時の順位はもちろんあがりや振込みなどの結果もそうだし、ツモってくる牌でもはかることができる。

他にも、その人の表情や雰囲気、くせなどでもはかれるけど、これらはネット麻雀では無理だろう。

 

だからネット麻雀では結果からツキや流れをはかるしか無い。

でもこれは、結果として表面に見えてきた部分から判断するということになり、裏も内部も見えていないからそのへんを踏まえた上で、判断材料がリアル麻雀よりも少ない中で予想するしかないということになる。

 

あがりは良い、振込みは悪い。

こうだったら簡単なんだが、ツキにしろ流れにしろそんな単純なものではない。

あがりだけとってみてもざっとこれだけ思いつく。

「最高に良いあがり、とても良いあがり、ちょっと良いあがり、どちらとも言えないあがり、ちょっと悪いあがり、とても悪いあがり、最悪なあがり」

 

放銃も同様に、

「最高に良い放銃、とても良い放銃、ちょっと良い放銃、どちらとも言えない放銃、ちょっと悪い放銃、とても悪い放銃、最悪な放銃」

って感じでグラデーションのようになっているのだと思われる。

そして実際にはもっと細かく分けられるだろうし、おそらく軸も一つではない。

 

普通の人は、良いか悪いかその真ん中か、ぐらいまでしか考えない。

でもそうじゃないし・・・それだけでなく他にも要素がある。

ここまでは自分一人の視点で「最高に良い」とか「ちょっと悪い」とか書いてきたが、対戦相手がいるんだからツキも流れも相対的なものだということを考えなくてはいけない。

 

たとえば自分が親の時に倍満をツモあがったとしよう。

さっきあげたあがりの中でこれは「とても良いあがり」といったところだと思うがどうだろうか?

なんなら「最高に良いあがり」でもいいと思うが、さっきもいった通り、これは自分一人の視点で見た場合だ。それならどっちでも合ってる。

 

ということは自分はツイてるのだろうか?

結果が「最高に良い」もしくは「とても良い」なのだから「自分はツイてる」

まぁ、普通はそう考えてしまいがちですよね。

 

でもこうも考えることができる。

もしその親の倍満が、相手がツイていないことで発生したあがりだったなら?

それは自分が「ツイていない」わけではないということは言えるけど、けっして自分が「ツイてる」とは限らない。

 

だからそのへんのことも考慮してツキや流れを読まなくてはいけない。

そしてこれらは時間とともに勝手に変動していくし、試合の中のプレイヤーそれぞれの行動によっても変化していく。

 

結果からは、ほんのりとしかツキや流れは見えない。

だから読むのはどうしても難しいし、制御するのはさらに難しいと言える。

 

でもやっぱり、四人打ちよりもサンマのほうがツキははかりやすいね。

サンマしかやってないから最近はよく見える。

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