ようやく辞めたのか

あまり詳しく書くと色々とマズイので、今回はところどころフェイクなども入れて書いていく。

とある珍しいタイプの事業をやっている家が近所にあり、すこし前にその事業をたたんだらしい。

 

素人目でも色々と問題が見える事業だし、そもそもどうしてそれで儲かると考えたのかよくわからない。

取り柄と言えば、「珍しい」ということぐらいだろう。

たまにメディアの取材なども来ていたようだし、誰もが知っているような有名人がロケに訪れたようなこともあるが・・・いかんせん、商売として成立していなかったと思うんだ。

 

でも外向けにはそんなことは口にできなかっただろうし、かなり大量の嘘で塗り固めていたことは容易に想像できる。

かなりシンドかったと思うが・・・お疲れ様でした、といったところだ。

噂で聞いただけだから、どこまで事実かはわからないが、ブローカーにいいように利用されて食い物にされちまったみたいなんだよな。

 

初期費用としていくらかかったのか最近まで知らなかったが、その一部が某サイトで記事になっていた。

某国からその事業のメインである◯◯◯◯を数百万円で輸入・・・

あああああ・・・・・・・もうダメじゃんか。絶対だまされてるじゃん。そんな値段なわけねーだろ。どんなに高くても数十万だ。下手すりゃ数千円で買えるかもしれん。

それは日本では珍しいものかもしれないが、某国ではちっとも珍しくない。その気になればいくらでも手に入れることができるし、とある事情で外国から運搬してくるのが大変なのはわかるが、運賃として数百万かかるならすでに日本にだって売ってくれる人がいたはずだ。

わざわざ輸入する理由が無い。

 

っていうか、本当に輸入されたものだったのか?日本で売られていたものを持ってこられて「某国から輸入しました」と言われただけなんじゃないのか?そうすりゃブローカーはそれだけで数百万の儲けになる。ボッタクリなんてもんじゃないが・・・

こりゃ他のものも相当やられてたんだろうな。

 

プレハブやら柵やら資材やら、様々な備品にいたるまですべて・・・

あーあ、噂は本当だったか。

 

実は彼には迷惑をかけられたことが何度かあり、また、とある団体での姿勢にムカついていたというのもあり、私は彼に対して冷たく接するようになった。いちおうは某団体では彼のほうが先輩なんだけどね。

某団体の役目である仕事にはまったく出てこないくせに飲み会には出てくるとか、信じられないほど図々しいというか・・・いい大人が小さい子供じゃあるまいし、いったい何やってんだと。

誰も言わないなら私が言ってやろうかとも思ったが、さすがにそれは問題があるのであからさまに態度で示したような感じだ。

普通は放置するだけなんだろうけどさ。

 

それから色々あって彼も私も某団体からは抜けて、近所の葬式ぐらいでしか顔を合わせることはなかった。

私は自分からは近づこうとはしなかったし、たぶん彼もそうだろう。

聞こえてくる噂はメディアの取材だとか、某有名タレントがロケに来たとか、病気になってしばらく入院したとかそれぐらいだ。

 

私は興味がなかったのでずっと無視というか、特に気にもしていなかった。

儲かっていないならとっとと辞めればいいのに、とは最初のうちからずっと思っていたけどね。

 

よくよく考えてみると不思議な事業だよな。

儲かっていないならどうしてやってるんだ、というのが先にあるが、珍しいということでその存在だけは有名になってテレビ番組などにも何度か出演している。

その「珍しい」というのも、「東京近郊でやっているから」というだけであって、地方にはもっと大々的にやっているような場所もいくつかあるんだ。

 

取材する側としては、わざわざ遠くへ行く必要がないので、ここを選択しただけなのかなと。

そもそも金になる部分がなぁ・・・・これを書くとバレてしまうので書けないけど、要するにもっとメジャーで確実に稼げるものが他にあるということなんだよ。

それは珍しくないけど、しっかりやればお金にはなる。仕事は大変だがちゃんと稼げるから、すくなくとも事業としてはキチンと成立する見込みがある。

 

ところが、〇〇〇〇はお金にはならず、事業としては成立するのが難しい。でも珍しいので有名にはなってしまう。

まるで・・・メイクで完璧に仕上げた美女(ただし50歳)みたいなもんだ。

女性としては終わってるかもしれないが、表面上の見た目だけはとても綺麗。

恐ろしい・・・。

 

彼はそんなものを作り出したかったわけではなかっただろうし、たぶん・・・ブローカーにつけこまれていつのまにかそうなっちまったんだろう。

運が悪かったな。

あと、自分では大人なつもりかもしれないが、実際の中身は中学生みたいというのが致命的だったんだろう。

だからブローカーからしてみればいいカモだったわけだ。

 

ともあれ、それはもう終わった。

例の記事を読んだ時にみつけた彼のツイッターを見てみたら、フォロワーたちにポイントサイトみたいなものを一生懸命クリックさせようとしていたようで・・・

はあ・・・ダメだって・・・そんなことやってるともともと少ないファン(?)もすぐにいなくなっちまうぞ(-_-;)

そもそもツイッター自体がもうほんの一部の人しか稼げないかもしれないのに。

 

彼のことはずっと前から嫌いだったが、こうして事情が見えてくるとなんだか可哀想になってくるな。

それにしても、辞めたのならとっとと看板とか片付けたほうがいいだろうに。

素人感たっぷりの手書きの見苦しい看板で、その裏には空き缶などのゴミが捨てられていたりして、むしろ看板ないほうがいいんじゃないのかと思ったりもしたものだが・・・

あれかな、うちにも辞めたという話は聞こえてこないし、周囲にもまだ言っていないのかな。

 

あ、私がどうしてそのことを知ったのかというと、実はただの偶然なんだ。

なんか臭いなと思って、彼の家の近所にある養豚場から臭ってくるのかと思って、とあるキーワードで検索してみたんだ。

そしたらなぜか彼の事業の記事がたまたまひっかかって、なんとなく読んでいたら彼のツイッターやら別の関連記事やらで、少し前に彼が事業を辞めたというのがわかったんだ。

 

おおそうだ。

養豚場のほうを忘れていたぞw

悪いが彼のことはどうでもいい。

なんかくせーから噂になっていたりしないか調べるために検索したんだよw

この記事はここまでにしておこう。

 

ともあれ、彼にとって大きな問題となっていたであろう事業をようやく辞めれたんだ。

だまされて失ったものはもう戻ってこないだろうけど、これからはすこしは気が楽になるんじゃねーかな。

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