麻雀の点数計算は早見表があれば簡単にできます。
役の飜数を把握できていて、符計算もできるのなら、もう麻雀の点数計算は早見表を見るだけです。とても簡単にできますので実際に計算していきましょう。
まずは早見表の見方をざっくりと説明し、そのあとは例題を解きながら細かい部分を説明していきます。
点数早見表の見方
(画像引用元:https://janki.jp/poster/)
真ん中にある「符」の縦軸(符計算)と、親と子それぞれにある○翻(手役の飜数)の横軸を見て交差した枠を確認します。
【子の枠の数字の意味】
子の枠の中には数字が3つあり、上に1つ下に2つありますね。
上の数字はロンあがり時に振り込んだ人が支払う点数です。
例:子の30符3翻→3900点を振り込んだ人が支払います。「ザンク」というやつですね。
下の2つの数字はツモあがり時のもので、大きいほうを親が支払い小さいほうを子2人が支払います。
例:子の40符2翻→親が1300点、子2人が700点をそれぞれ支払います。「イチサンナナヒャク」とか「ナナトウサン」というやつですね。
【親の枠の数字の意味】
親の枠の中には数字が2つあります。上と下に1つずつありますね。
上の数字はロンあがり時に振り込んだ人が支払う点数です。
例:親の40符4翻→12000点を振り込んだ人が支払います。
下の数字はツモあがり時のもので子3人がその点数を親に支払います。
例:親の30符3翻→子3人が2000点ずつ支払います。「2000オール」というやつですね。
次は例題を解いていきながら説明していきます。
点数計算 例題1
あがりの状況を見ながら1つずつチェックして点数計算の手順を進めていきましょう。練習なので気楽にどうぞ^^
↓こちらを別窓で開いておくと便利です。
[1] 「門前ロンかどうか?」
これはロンあがりですが、ポンしているので門前ではありません。答えはNOです。表セットをチェックしてみますと、門前ロンではない場合の副底は20符です。
[2] 「牌の組み合わせの符は?」
「牌の組み合わせ」とは暗刻とか順子とかのことです。牌の種類と組み合わせによって符が決まっているので、それぞれ何符なのかをチェックしてみましょう。
六七八→順子は0符
④⑤⑥→順子は0符
66→役牌ではない対子は0符
中中中→么九牌の明刻は4符
發發發→么九牌の明刻は4符
順子と役牌ではない対子は0符ですので「六七八」「④⑤⑥」「66」の部分は0符です。
中と發の刻子がありますが、ポンしているのでどちらも暗刻ではなく明刻です。中も發も么九牌ですのでどちらも4符となります。
[3] 「あがり方(待ちの形)の符は?」
待ちは④⑦の両面待ちです。両面待ちは0符です。
[4] 「符の合計は?」([1]+[2]+[3])
副底が20符
組み合わせの符が8符
あがり方の符が0符
20+8+0=28となりますが、下一桁は繰り上げますので30符ということになります。
[5] 「役の飜数は?」
役は「中」と「發」で2飜です。言い方としては「役牌2」でも良いです。
[6] 「点数は?」
①手役の飜数→2
②符計算→30符
あとは麻雀の点数計算の早見表を見るだけです。
(画像引用元:https://janki.jp/poster/)
30符2飜は。。。っと親か子なのかを忘れてはいけません。
画像を確認すると東家とあります。東家とは親のことですので、この場合は親の30符2飜を見ると2900点ですね。いわゆる「ニック」というやつです。
次へいきましょう。よくわからないことがあってもひとまず放置してとにかく数をこなしましょう。やっているうちにすこしずつわかってきますよ^^
点数計算 例題2
[1] 「門前ロンかどうか?」
[2] 「牌の組み合わせの符は?」
[3] 「あがり方(待ち)の符は?」
[4] 「符の合計は?」([1]+[2]+[3])
[5] 「役の飜数は?」
[6] 「点数は?」
さっきと同じようにこの6つのタスクを一つ一つやるだけです。牌の組み合わせやあがり方などの符をチェックして、足し算して表を見るだけですから簡単ですよね(^_^;)
ポンしているので門前ではないし、ロンあがりでもありません。門前ロンではないので副底は20符です。
[2] 「牌の組み合わせの符は?」
二三四→順子は0符
⑦⑦→役牌ではない対子は0符
345→順子は0符
678→順子は0符
東東東→么九牌の明刻は4符
ここでは東の明刻だけ4符つきます。
順子は0符!
ここで覚えてしまいましょう。順子の形はどんな時でも0符です。
平和(ピンフ)の条件をちゃんと覚えていますか?順子が4つに、役牌ではない雀頭が1つ、そして両面待ちです。これらはすべて0符で符がつきません。平和は符が0という役なんです。
余裕があったら「役牌以外の対子は0符」と「両面待ちは0符」もセットで覚えましょう^^
[3] 「あがり方(待ち)の符は?」
両面待ちなので0符です。
[4] 「符の合計は?」([1]+[2]+[3])
20+4+2=26 繰り上がって30符です。
[5] 「役の飜数は?」
役は「東」と「赤ドラ1」で2飜です。言い方としては「役牌赤1」でも良いです。
[6] 「点数は?」
①手役の飜数→2
②符計算→30符
今回は親ではなく子ですので2000点。ツモあがりなので親から1000点、子二人から500点ずつもらいます。「ゴットー」というやつです。
点数計算 例題3
同じようにやっていきましょう。
[1] 「門前ロンかどうか?」
ツモあがりなので門前ロンではありません。副底は20符です。
[2] 「牌の組み合わせの符は?」
345→順子は0符
55→役牌以外の対子は0符
東東東→么九牌の暗刻は8符
西西西→么九牌の明刻は4符
⑦⑧⑨→順子は0符
東は暗刻なので8符 西は明刻なので4符 合計で12符となります。
[3] 「あがり方(待ち)の符は?」
さてこれはちょっと問題ですね。面子をどう見るかによって両面待ちなのか単騎待ちなのかが変わります。 「34 55」ならば両面待ちですが「345 5」ならば単騎待ちです。
こういう場合は基本的には符が高くなるほうを優先して計算します(手役がからむ場合はそれも含めて点数が最大になるほうを優先する)。 つまりこの場合は後者の単騎待ちということになりますので2符です。そしてツモあがりの2符もつきますので4符です。
[4] 「符の合計は?」([1]+[2]+[3])
20+12+4=36で繰り上がって40符です。
[5] 「役の飜数は?」
東場の東家ですので東は連風牌の「ダブ東」で2飜です。そして「赤ドラ1」の1飜。合計で3飜ですね。
[6] 「点数は?」
親の40符3飜は7700点。ツモあがりなので3人の子から2600点ずつもらいます。 いわゆる「ニーロクオール」というやつです。
これで例題は終わりです。お疲れさまでした^^
※例題で使用した画像は「麻雀天聖」というゲーム のものです。
麻雀の点数計算を早見表で簡単にできるようになったら?
早見表を見て点数計算ができるようになったら、何度も点数計算をして慣れていきましょう。
練習問題をこなすのもおすすめです。
慣れないうちはあがってから計算すれば良いのですが、麻雀では点数計算を試合中に行うのが本筋です。
最初は正確に計算するのを優先し、仕組みをしっかりと理解できたら、次は素早く計算できるようになっていくのが良いです。
素早く計算できるようになるコツなどもまとめていますので、よかったら読んでみてくださいね^^
記事をお読みいただきありがとうございました。