カッコつけて盲牌をする人がいるが、メリットも意味も何にも無いからしないほうがいい。
むしろ自分のツキに悪影響があるかもしれないとすら言える行為。
それはわからなくても仕方がないけれども、判断も打牌も遅くなってしまうというとてもわかりやすいデメリットがある。
だから盲牌しているような人をみかけると、そういうことがまだわかっていないレベルの打ち手なんだなーというのもわかってしまう。
盲牌している時点で、一定レベル以上の打ち手からはナメられてしまうことにもなるから、そのへんもデメリットと言えるでしょう。
盲牌とは?
盲牌とは、牌の絵柄を指で触って牌の種類を見極める行為のことです。
ツモる時に牌を自分のほうに傾けて見れば牌の種類は判別できますから、わざわざ指の腹で探るとその分だけ無駄な動きをすることになり、当然のことながら無駄な時間も増えます。
盲牌のメリット?
盲牌をすることにメリットがあるとするならば、それは視力に障害があるような方でも手指の触感によって牌の種類を見極められるということぐらいです。
それ以外のメリットは無いでしょう。まぁ、認知症予防などの健康効果を期待するなら話は別ですが、麻雀の試合とは関係ないですからね。
視力に特に問題の無い健常者には、盲牌をするメリットがまったく無いと言えます。
どうせ牌に触るなら見たほうがはやいだろ、ってことです。
盲牌をする意味
↑のほうでさんざん盲牌をディスってきましたが、そんな私も盲牌をしている時期がありました。
カッコつけていたというより、周りの人がやっていたからなんとなく自分もやっていたような感覚です。
でも盲牌することには意味が無いのでそのうち自然とやらなくなりました。
盲牌している暇があったら、とっととその牌を目でみて何を捨てるか選んだほうが良いです。
そのほうが判断も動作もはやくなりますからね。
盲牌をすることは意味が無いどころか無駄を増やしてしまうだけと言えるでしょう。
これは自分のツキにも悪く影響するはずですよ。
プロは盲牌なんかしやしない
「プロは盲牌なんかしやしない」
これは、漫画「雀鬼(著:いつきたかし氏)」の中(1巻の5話)で出てくる文言です。
※以前は無料サイトで読めたのですが、現在はサービス終了しています。代わりにひとまず楽天のリンクをはっています。
ここで雀鬼が言う「プロ」とは、現在の麻雀団体に所属しているような人達のことではなく、代打ちと呼ばれるような人達のことです。
「(本当のプロは)盲牌なんかしやしない」
と書いたほうがわかりやすいのかなと私は思います。
あとがき
Mリーグなどの放送対局を見ると、盲牌している人がけっこういらっしゃるようですが、ただでさえ打牌のペースが遅いのだから、ルールで盲牌禁止とかにしてはどうなのかなと思ってしまいます。
現在の麻雀プロ達はその実力がどうであれ、現状すべての麻雀を打つ人達にとっての模範となるべき立場なのではないでしょうか?
先に話したとおり、盲牌せずにすぐにツモ牌を見るようにすれば、それだけ時間を節約することができます。
ほんの数秒だと言う人もいるかもしれませんが、いくら自分のツモ番だからと言って、他家をいくらでも待たせても良いということにはならないでしょう。
ほとんどただの自己満足、悪い癖などと言ってもいい「盲牌という無駄な行為」によって、他人様※の貴重な時間を無駄にしている。
一回一回はほんの数秒であっても、何度も積み重なれば数分、数十分となっていきます。
※放送対局なのだから、試合の対戦者だけではなく撮影スタッフ、視聴者など様々。
そのことに考えが及ばないような人が、他者の模範になどなれるわけがないと私は思うのです。
プロを名乗るのであれば、多くの打ち手達の模範となれるような振る舞いを心がけていただきたいと・・・
期待していませんけどね。
正直あきれることのほうが先に目についてしまって。。。どうにもこうにもね(-_-;)
誰かなんとかしてくれ。いやいやマジで。