すごいな。
日本や西欧諸国の報道では、その多くがトランプ氏を「ただの厄介者」にしようと躍起になっているが、そんなもの知らんぷりして次々と手をうっていく・・・とにかくすさまじい実行力だ。
小賢しい者共が裏で画策して作り上げたずる賢くて汚い仕組みを問答無用でぶっ壊していく。
ここまでくるともはや破壊神だね。
私も少し前まで勘違いさせられていたんだが・・・
ロシアのプーチンはとんでもない独裁者でウクライナの次は欧州をメチャクチャにしかねない・・・などというおとぎ話のような話をなんとなく遠目に見ていた。
遠い異国のことだし、自分の生活にも多少の影響はあるにはあったが、やはり他人事だったから詳細を知る必要はないと思っていたんだ。
ところが、詳細を知ろうとしてみたらおとぎ話どころか、ただのプロパガンダだということがわかった。
メチャンコざっくり説明すると、古くから欧州とロシアという対立図式があり、どっちもどっちなのだ。
日本国内にいるとロシアの悪い話ばかり聞こえてくるが、ウクライナも実は似たようなことを(親ロシア派勢力に対して)やってきている。
そのことはまったく報道されず、ウクライナはロシアから一方的に侵略を受けているから支援しなければならないという話ばかりが聞こえてくるから勘違いしていたんだ。
各国の思惑としては、
・ロシアは東部ウクライナにいる親ロシア派勢力に協力して、西部ウクライナの人たち(欧州寄りロシアは嫌い)の侵攻を食い止めたい。というか、NATOの東進という自国を脅かす要素をくい止めるるというのが大義と言えるのかなと。
・ウクライナ(これは西部ウクライナの人たちが主軸)は東部ウクライナの親ロシア派勢力をつぶしたい。(ちなみに中部ウクライナの人たちは一応は西寄り)
・欧州諸国はウクライナとロシアの戦争を長引かせて、ロシアを疲弊させる役目をウクライナだけにやってもらい、そのための支援を間接的に行うことにやぶさかではないが、絶対に自国への戦火の飛び火は避けたい。需要が高まる兵器を売って金儲けもしたいのかな。
・アメリカはバイデン氏の時は欧州と似たような腹づもりだったが、トランプ氏は方向性がまったく違う。負債でしかない戦争そのものをとっとと終わらせて、まずは正常な状態へと戻して経済やら何やらをプラスのほうへと上向かせたい。だから戦争するための支援はもうしないが、和平交渉をするというなら協力してやるという姿勢を(件の首脳会談にて)世界中に向けて明確にしたのだ。(酷な話ではあるがゼレンスキー氏の役目はもう終わったという現実を彼に突きつけた)
ちなみに、ゼレンスキー氏個人の思惑はウクライナ(西部)とはまた異なっていると思われる。
トランプ氏の言うとおりに従えば戦争はひとまず終わる。戦争を継続したってそもそも大国ロシアには敵わないのは明らか。西欧諸国にしろアメリカにしろ、助けたのはあくまでも自国の利益のためであってウクライナのためではない。
それでもゼレンスキー氏が戦争を継続しようとするのは、自分の政治生命というか・・・命そのものを守るためなのかなと。
何しろ国民を戦いへと向かわせてきて徴兵年齢はどんどん引き下げられていったわけなんだけど、そもそも勝つ見込みが無い戦いだし、自国民を守るためというなら和平交渉のほうが現実的だ。
ロシアがあきらめるまで戦うって・・・徴兵年齢が10代まで下がっても?
って・・・もはや理屈じゃないんだろうけどね。
自分や身近な人の命がかかってるから。
本当に酷な話だ。
この先どうなるかまだわからないが、すくなくともアメリカの姿勢だけははっきりしている。
おそらくアメリカはNATOから脱退するんじゃないかな。
で、欧州諸国がオタオタしている間にとんでもない何かが起こってしまうかもねー。
トランプ氏(おそらくマスク氏も)は各国へ自立を促してるんだよ。
関税を上げまくっているが、もともとアメリカにはたいていのものは揃っているからねぇ。
国内の産業をしっかりと守っているだけで有利に立てるよね。
グローバル化なんぞもともと不要なわけだ。
基本的な部分は自国のみでまかない、他国への依存を最小限におさえる。
その分だけ交渉できるカードを多く持つことにもなる。
どうしても必要なものだけ輸入に頼るほうがそりゃ強いに決まってるよ。
ただ、一つだけよくわからないんだけど、異常とも言えるほどのインフレはどうなるのかなぁ。
関税かけまくったことで輸入品は値上がりするのは当然として、それに引っ張られて国産品も値上がったりしないのか。
経済のことよくわからんけど、まだこれから何か打つ手があるのかな。