たぶん今さらなんだろうけれども、Mリーグで素点回復のためのアガラスを擁護していることに驚いた。
まぁ・・・チーム戦だから選手個人の判断ではないのかもしれないし、長いシーズンでの戦略ということでわからなくもないけどさ。
前にどこかに書いたけど、アガラスってのは志が低い行動なんですよ。
たとえラス目であっても、トップになるであろう誰かを楽にさせるような行動(アガラス、甘い牌を鳴かせない、ぬるい放銃をしないなど)はせず、おとなしくしているほうが潔くてカッコいい。
これは目無し(この場合は自分のラスがほぼ決まっているような点棒状況)の状態になってしまった1プレイヤーとしてできる最後の抵抗と言いますか・・・。
戦いに破れ城も首もくれてやるが魂だけは絶対に渡さない。最後の意地と言ってもいいでしょうよ。
死んだ人(周回遅れと言ってもいい)がしゃしゃり出てきて勝負の邪魔をするのはみっともない。
アガラスをしない人は恥ずかしいからそれをやろうとしないんですよ。
だって個人的な都合(この場合は素点回復)で試合を壊しちゃうわけだからね。
一人の打ち手として試合を成立させることは、素点より大事だと私は思うけどな。
ま、それは人それぞれの生き方なので他人様にあーせいこーせい言う気はない。
でもそういうことではなくて・・・。
潔い人のツキとそうでない人のツキはまったく質が違う。
前者のほうが質の良いツキ、後者のほうが質の悪いツキになる。
質の良いツキのほうがツイてる時に効率良く稼げるし、その良い状態を維持しやすい。悪いツキはそれよりも効率は悪く維持もしにくいという感じ。
要は流れにのった時に前者のほうが大きく稼げるし、ツイていない時にはダメージが少なくなりやすい。
だから長期的な視野で見ても、あまり良くないんじゃないかなと。シーズンを通して(というよりずっとだけどね)稼ぎもラッシュの回数も減ることにつながるからね。
たとえ倍満や跳満をあがったって12ポイントか16ポイントを一回だけなんだし、本末転倒になってしまうんじゃないかな。
役満クラス(三倍満以上)をあがりきったならそれはもうお見事と言うしかないかもしれないけどさ。つーかさすがに逆転して順位上がるか。
アガラスをすることで目先のわずかな点棒(ポイント)を得るために自分の血を濁らせてしまうようなイメージ。
文言は違うだろうけど雀鬼もどこかで言ってたと思う。
というか、そうじゃないと私の中にその思考や価値観は無いはずなので(^_^;)
よくゲームのキャラでRとかSRとかっていうのがあるけど、アガラスをしちゃうような打ち手はいつまでもR止まり。(それ以下かもしれない)
でもアガラスをしない打ち手はその時点ではRだとしても、将来SR、SSRへと強く成長していく可能性があるというような感じ。だってツキのステージそのものが上がっていくわけだからね。
強いキャラのほうが戦果が大きく効率良いでしょ。成長は遅いし維持費はかかるかもしれないけどさ(^_^;)
でもまぁ、ツキや流れを証明する方法が現時点では存在しないから、目先のポイントを確実に取りに行ってしまうというのは現実的であり、仕方がないっちゃ仕方がないことではある。
視点を変えてよく見ていれば損でしかないことはわかるはずなんだが・・・難しいだろうなー。
やれやれだ。
もう麻雀のルールそのものを変えないといけない時期に来てるのかもしれないね。