やっかいな世の中になった

とある動画を見て不自然さを感じてコメント欄を見てみると、「AIだろこれ」というのがいくつかあって納得した。

綺麗過ぎると表現すればいいのかな。どう見ても人間の姿形をしているのだけれども、何らかの違和感を感じてしまう。

 

古いセクシー系の映像をAIリマスターとかなんとかで画質を綺麗にしているのも同じだが、どこか不自然に見えて「偽物」というか「分厚い化粧」というか・・・

私はそれなりに古い人間なのでなんとなく気づくことができるが、若い人たちはまったく気づかない場合も多いんじゃないかな。

 

昭和の時代には「本物」、言い方を変えると「クオリティの高いもの」がいっぱいあった。

平成に入るすこし前からだと思うが、クオリティはすこしずつ低くなっていき、表面ばかり良く見えるような偽物、まがい物、粗悪品など(クオリティの低いもの)が増えていった。

 

良いものを知らない人が悪いものを見極めることは難しい。

悪いものの何が悪いのか知らないから、判断できるわけがないということだ。

そんな人達が幅を利かせていることで、良いものをわかっている人たちの多くは口をつぐんでいる。

 

麻雀業界も同じでクオリティの低いものがあふれかえっている。

そしてクオリティの高いものは端のほうへと追いやられている状態。

わかっていない人たちが偉そうに間違った講釈を無責任に垂れ流し、それをわかっている人たちも黙っている。

まぁ、この状況を苦々しくは思っているだろうけれどもね。

どうにもならんからな(-_-;)

 

かわいそうなのはこれからの若い人たちだ。

様々な情報があちこちに並べられているが、その9割以上が間違っている。

1割に満たない貴重な正解を見つける前に間違った道に引っかかっちゃうよね。

 

なにしろその偽物の看板がとても目立つ場所に掲げられているし、かなり分厚く塗装されている。

一見は綺麗だし、魅力的に見えるのは間違いない。

一方、本物のほうの看板はだいぶ以前から壊れている上に、今の時代とも色々と合っていないし、目立つ位置にあるわけでもないから、それを見つけることからしてとても難しいだろう。

塗装なんかほとんどしてねーしな(^_^;)

これを見たってわかる人にしかわからん。

 

そして偽物のほうはAIやら何やらの最新技術で今後も進化していくだろう。

ただし表面だけだ。

所詮は見せかけだけのまがい物。

綺麗な塗装を引っ剥がされたら中身はしょーもないものでしかない。

 

前から似たような形ではあったが、以前よりもそれが極端になってしまったことで、本物はさらに見つけにくくなってしまった。

それが存在することすら知らない人が増えていく。

何らかの大きなきっかけがないとこの状態は変わらない。

 

やっかいな世の中だ。

それにしても不思議なのは、どうしてせっかくの技術を本物を知るために有効活用しようとしないのか。

金にならないか?

そいつはどうかな。

 

偽物は手っ取り早く少額をかせげるかもしれないが大きくは稼げまい。

早仕掛けの安上がりじゃ大きく勝てない(もしくは ”一時的にしか勝てない” )のと同じことだろうよ。

 

結局はクオリティの高いものを手間ひまかけて丁寧に作るしか道は無いんじゃないのかなぁ。

こんな話がわかる人もこれからどんどん少なくなっていくよね。

今のままでは、ただの有象無象が増えてレベルの低い場がさらにとっ散らかっていくだけだ。

そうやって行き着くとこまで行って完全に壊れてしまったほうが話が早いような気もする。

いずれにしろやっかいだな。

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