コラムの新カテゴリとして「手作りバカのタコ殴り※」と銘打って、タコ麻雀の疑いのあるよく見かける行動を殴っていきたいと思います。
「世の中からタコ麻雀をすこしでも減らしていきたい」という切実な想いを胸に、タコっぽい場面を見かけたら新鮮なうちにネタにして、良いものを書けたらいいなー的な思い付きで始めました。
※数日後に気が変わって、「手作りバカの思考」に変更しました。
今回は「中張牌のシャボ待ちリーチ」を殴ります。
東3局西家 ドラ 4索
一二二三三四⑤⑤12377
捨て牌
北九⑨東⑧六リーチ
役がない形なのでリーチをかけたんでしょうけれども、待ち牌が両方とも中張牌。しかも3~7の特に使いやすい牌のシャボ待ちです。
すでに他家に使われている(持たれている)かもしれないし、これからひいたとしても出て来るかどうかわからない牌。そして最大でも残り4枚しかない。
あがれる可能性はもちろん0%ではないのですが、あがりを期待するのはちょっと虫が良すぎるリーチですね(^_^;)
先制リーチではあるけどこれは良くない。赤ドラが1枚あるから打点はまぁ良し。でもとにかく待ちが悪すぎます。へっぽこリーチの一種ですな。
一二二三四六⑤⑤12377 ツモ三
から六を切って即リーチしてるんだけど、それなら7を1枚はずしてひとまず六か7へのくっつきを見たほうが良いかなと私は思います。
もしくは、六を切ってテンパイにはとるけどリーチはかけずに手変わりを待ちます。
④、⑥、6、8 なら両面でリーチにいけますし、③、⑦、5、9 は嵌張で厳しいけど中張牌のシャボよりはまだマシ※。
※嵌張待ちとシャボ待ちはどちらも最大で4枚を待つというのは同じですが、2種類の牌を2枚ずつで4枚、1種類の牌を4枚という違いがあります。けっして同じではありません。
六を残した場合は、両面、嵌張の手変わりは上記とほぼ同じなんだけど、ツモ一でもテンパイになり一盃口がつくのが違う。それと、ピンズの下を引いたら123、234の三色への道も見えてくる。
ドラが4索なので、その手変わりも見つつ一盃口や三色も見れる。だから強欲な手作りバカである私なら待ちがへっぽこなテンパイには取らないし、即リーチもありえない。もちろん場況にもよりますけど、それでもリーチは絶対にしないかな。
※変化図アレコレ
一二二三三四六⑤⑤1237 ツモ③
打7で↓
一二二三三四六③⑤⑤123 ツモ②でウヒッ(謎)
これでリーチなら高目ツモで跳満、裏2で倍満の可能性まである。
一二二三三四六⑤⑤1237 ツモ一
打7で↓
一一二二三三四六⑤⑤123
一盃口の役がつきダマでもあがれるようになり、ここから両面への手変わり待ちでも良いですし、嵌張の五でも良さそうならリーチで3翻が確定する。
これらの手変わりにならなくとも、ドラの4索引きも期待できる。例の形で即リーチしてしまうとそれらすべての可能性を自分自身でつぶしてしまうわけだから、へっぽこな待ちでリーチをする価値があるのかどうかをよく考えてみたほうがよろしいかなと。
引いてくる牌次第で待ちがシャボ待ちになってしまうことは仕方がありませんが、他家に使われて出てこないかもしれない中張牌では、イマイチあてにすることができません。
だからこの記事の例と似たような形、局面でいつも即リーチをしてしまっている人は、「あがりの見込みが薄いリーチをしない」という選択肢のほうも考えてみてほしいです。
リーチにいかないのであれば、他にどんな可能性があるのか?
それを考えたほうが必ず成長できると思います。
まぁ、余計なお世話かもしれませんけどね(^_^;)
ちなみに例のリーチをした人はタンヤオ赤1ドラ1にドラの4索で放銃となりました。⑤も7も使われていたり止められていたりしていて、残り1枚の7は山の最後のほうにありましたが、そこまで行く前に被弾・・・
まぁ、時にはうまくいくこともあるかもしれないですけどね。それはよっぽどツイている時だけなんじゃないかな。
今回のタコ殴りはここまでにしておきます。
記事をお読みいただきありがとうございました。